読書

折原一 放火魔

折原一の人気シリーズの「−−者」の短編集。あんまり、面白く無かった。放火魔 (文春文庫)作者: 折原一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/02/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (8件) を見る

働かないで年収5160万円稼ぐ方法

古本屋で購入。 Twitterとかで誘導されたサイトで、こういったアフリ系のサイトがあって、こんなので儲かるのかなと思っていたけど、その教科書があったんだ。 働かないで年収5160万円稼ぐ方法作者: 川島和正出版社/メーカー: アスコム発売日: 2007/04/28メ…

川本三郎 マイ・バック・ページ

本屋の映画の原作のコーナーで川本三郎の『マイ・バック・ページ』があって驚いてしまった。 なんで今頃になって、この本が映画化されるのかな? 朝日ジャーナルなんて週刊誌があった事を知っている人も、既に少数派なのだろう。 この映画を撮影した映画監督…

藤原新也 僕のいた場所

下北沢の古書ビビビで購入。ここで藤原新也の本を購入する事が多いなあ。普通の本屋では目立たない場所に置かれているけど、古書ビビビでは目立つ場所に置かれているからだろう。 後書きで、この本は女性誌のクレアに7年間掲載していたエッセイをまとめた本…

ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー 2011年1月号 日本軍「戦略なき組織」検証失敗の本質

図書館で、HBRを読んでいた。特集は、日本軍のリーダーとリーダーシップの話。戦争物には興味がなかったのだっど、こんな風に読むと面白い。日本軍「戦略なき組織」検証失敗の本質雑誌の最新刊の為、借りる事が出来ずに図書館で読み終える。 太平洋戦争につ…

角田光代 東京ゲストハウス

何年か前に、本屋で見つけて気になっていた本が下北沢の古書ビビビの店頭の本棚で見つけて購入250円。 何年か前と思っていたけど、本屋の発行日を見ると、1999年。 本屋で見つけたのは、シンガポールから一時帰国した時か、オーチャードの紀ノ国屋書店か…

金融広告を読め 吉本佳生

金融広告を読め 吉本佳生2005年に発売された本。 普通は、上手い話には裏があると思って、こういう金融広告には手をださないと思うけど、その裏が何かという事が知らないので、その裏を説明しているのが面白かった。

橘玲 臆病者のための株入門

この本を読んでも株式投資をする気にはならないし、株を買う為の参考にはならないのだけど、株式市場とそれを取り巻くマーケットを単純化して纏めてある事は参考になった。1.株式市場で富を創造するには次の三つの方法がある。 トレーディング(テクニカル…

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです。村上春樹インタビュー集1997-2009

最近になって購入した雑誌の「考える人」に掲載された三日間のロング・インタヴューの記事が面白かった事と、本屋のベストセラーのコーナーにあったこの本を立ち読みしていると、「少年カフカ」の90年代後半の作品を解説しているので購入。海外の雑誌に掲載…

藤原新也 アメリカ

この本も発売当時に購入した本。僕がドイツに引越す直前の1990年の発売。学生時代の1980年か、1981年にアメリカをグレイハウンド・バスで二ヶ月間掛けて一周した事があり、読んだ当時はその時の記憶が強く蘇ってきた記憶がある。その後、ドイツに住んでいる…

天才! 成功する人々の法則

天才! 成功する人々の法則飛行機の中で読んでいた本。今回の出張時にはiPhoneを持っていったので、飛行場で待っている時間、乗換の時はWiFi経由でネットに接続して遊んでいたので、余り本は読まなかった。 以前は一週間の出張は5冊くらいは読んでしまうのだ…

柴田よしき 激流

最近、同窓会で20年ぶり、30年ぶりの同級生に会う機会があり、そんな中で本屋の文庫本コーナーのポップの「15歳の時に失踪した同級生から、20年ぶりにメールがきた...」が目に入って買った本。柴田よしきの本は初めて買ったのだけど、上巻、下巻…

藤原新也 乳の海

先々週に古本屋で見つけた藤原新也氏の「沈思彷徨」を読んで、本棚を探して週末に、「乳の海」と「アメリカ」を読み直していた。「乳の海」は1989年の発行で、当時の大スターであった松田聖子についてのエッセイの章と、「東京漂流」を読んで藤原新也氏の所…

藤原新也 沈思彷徨

先週末に下北沢の古書ビビビで購入。こういう本との出会いがあるから、古本屋廻りは愉しい。1969年から1996年までの藤原新也氏へのインタビューと、宮内勝典氏、沢木耕太郎氏、筑紫哲也氏との会談集。時代順に収録されているので、あの頃とかを振り…

道尾秀介 ラットマン

先週、成田で購入して行きの飛行機の中で読んでしまった本。 推理小説として考える前に、高校時代のロック・バンドを14年間も継続して活動しているストーリが気に入ってしまった。 ライト・ノベルであっても、個人的に思い入れの出来るストーリには弱いので…

真山仁 レッドゾーン

NHKのTVドラマにもなったハゲタカ・シリーズの三作目。先週末に上巻、下巻を一気に読んでしまったのだけど、経済小説よりと言うよりエスピオナージ(スパイ)小説。典型的な創業者一族がいる地方の大手自動車メーカーのアカマ自動車に対して、上海のほりえも…

藤原新也 ショットガンと女

二週間ぐらい前に、下北沢の「古書びびび」で購入。全東洋街道からの旅行記では書かなかったエピソードを一冊にした本。 僕も、旅でのこういったエピソードが好きで、こういった事件に出会う事を楽しみにして旅行をしてきたし、こういったエピソードが、その…

米澤穂信 インシテミル

新幹線の中で読む為に時間が無くて、新刊の文庫本のコーナーで購入。 「ある人文科学的実験の被験者の時給11万2千円のアルバイトで、密室の中に一週間閉じ込められて、殺人事件が発生する」と言う典型的なミステリーの設定に惹かれて購入した本。 落ちが強引…

山崎浩一 退屈なパラダイス

下北沢の古書ブブブで購入。昔、出版された頃に回りの友人達が読んでいた記憶があった本。当時は、現時点であった80年代を解析している本。80年代は、皆の価値観とかライフスタイルが拡散し始めた時代と思う。だから、皆が不安になっていたから、金根巻とか…

こだま和文 空をあおいで

日経新聞は、なぜか水曜日の夕刊に読書欄がある。 忙しいときは夕刊を読めない事が多いのだけど、今日は早く帰ってきてビールを飲みながら夕刊を開いていた。空をおあおいで こだま和文著 「著者は伝説のレゲエバンド、ミュートビートのトランペッター。彼が…

折原一 逃亡者

折原一の文庫本を読み終えて、単行本を購入して先週末に読了。 昨年、新作が発刊された新聞広告を見たが、なんとなく興味を持てないうちに、近くの本屋の新刊書の棚より消えていて、先々週に新宿のジュンク堂で購入。 内容はいまいち。ミステリーの要素も少…

高野和明 6時間後に君は死ぬ

日本に帰ってきてから、出張中の飛行機とか休日に、ミステリーの文庫本を読んで過ごす事が増え、また結婚した為、こずかいにも不自由して図書館とかブック・オフで適当に文庫本を買う生活になってから、もう5-6年が過ぎたのだけど、日本のミステリー作家につ…

村上春樹 1Q84 Book1, 2 再読

結局、連休明けから1Q84のBook1と2を読み直していた。やはり1Q84はBook2で終わった方が村上春樹らしいと思った。物語が完結せずに中途半端に含みを持たせたまま終わらせる事が、意図的かどうか分からないが、物語にリアリティを加えているので。読み直して気…

村上春樹 1Q84 Book 3 書評

ちょっと古いのだけど、1Q84 Book3の書評を読んで。 書評と言っても、僕は日経新聞の書評しか読んでいないのだけど、割と僕と似たような感想が書かれていた。 4月27日の夕刊文化欄では日経新聞の2名の記者(館野真治氏と関優子の署名入りの記事)が纏めてい…

村上春樹 1Q84 Book 3

予約した本を金曜日の夜に取りに行って、結局、週末に読んでしまった。 読後感は、何でBook 3まで書いたのかな? と言う印象がまず残った。 ネタバレのになってしまうので既に本を読んだ人だけ、この後のブログも読んで欲しいのだけど、天吾と青豆のすれ違い…

二階堂黎人 奇跡島の不思議

久しぶりに読んだ新本格派の推理小説。 無人島に莫大な美術品を飾って大きな西洋館があって、そこのオーナーの娘が不可解な死を遂げた後、封印されていた。 今回、そのに貯蔵されている美術品を鑑定する為、学生の美術サークルのメンバーが訪れて、連続殺人…

小林信彦 ドリーム・ハウス

土曜日に下北沢の古書ビビビで買った小林信彦のドリーム・ハウスを読み終える。場所柄、演劇関係、美術関係の本が多い訳だけど、置かれてある文庫本にも店のコダワリがあって面白い本が見つかる。 ネタバレになってしまうが家を建てた翌々日に大雨で裏庭が崩…

北森鴻 狐罠

北森鴻氏の作品は、最初に「香菜里屋シリーズ」を読んで、氏の世界にはまってしまい、講談社文庫より出ている「香菜里屋シリーズ」を読み終えて、このシリーズを読み始める。 女主人公である宇佐見陶子が「旗師」と言う店舗を持たない骨董の職業なのだけど、…

白石一文 ほかならぬ人へ

この本は単行本では無くて、直木賞の二作が掲載されている「オール読み物」を購入して読んでいた訳なのですが、今回、「オール読み物」の方を購入して正解と思ってしまった。この小説の全編に流れるのは孤独感で、結局、愛しても、結婚しても、「孤独な人は…

北森鴻 蛍坂

はてなのブログで読書記録を附ける様になったのは、僕が読んだ本を誰が読んでいて、どんな感想をブログに書いているのかが簡単に分かるのではてなを選んだのだけど。 昨日も、この北森鴻の作品のブログを書いてから、この作者と作品を検索してみた。 ブログ…