Book

ヘミングウェイ 移動祝祭日

ヘミングウェイの作品は高校生の時の読書感想文の題材として「武器よさらば」を苦労して読んだ事と、夏休みにギリシャへ一人旅した時に「海流のなかの島々」を持っていったのだけど、結局、読まなかったので、どちらかと言うと苦手な作家だった。 昨年の夏休…

佐藤可士和の超整理術

佐藤可士和の超整理術 図書館の図書分類法では、先日のブログに書いた「情報は一冊のノートにまとめなさい」と同じく、この本も図書館の書棚の一番端の「総記」の書棚に置かれてあって、僕は最近になって「総記」のコーナーにライフ・ハック関連の本が有る事…

マイケル・ルイス ブーメラン

グレゴリー・ザッカーマンの「史上最高のボロ儲け」を読んで、サブプライム問題で大儲けした人の人物像が面白かったので、マイケル・ルイスの「世界の空売り」も読もうと思い、先週末に本屋へ足を運んだが、「世界の空売り」の在庫が無く、最新作のこの「ブ…

グレゴリー・ザッカーマン 史上最大のボロ儲け

2004年から2005年頃の話なのだけど、僕も日本でマンションの購入を考えていた頃に、米国に月一回の頻度で出張していて、その時の米国側のメンバーの人が僕より少し年上なのだけど、日本人でグリーン・カードを取得して20年以上住んでいる人で、彼も家の買換…

橘玲 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

橘玲氏の著書を何冊か読んだが同じ様なタイトルと内容の本が多い。 幻冬舎より発売されているこの本が最初にベストセラーで一連の内容の元となっている事を知り、タイトル名をiPhoneのメモに入れていた。新刊では購入する気は無くBOOKOFFに行った時に探そう…

橘玲 大震災の後で人生について語るということ

橘玲氏のこの本を前回の「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」の前に年末に購入した。この本が出版されている事を知っていたが、内容は今までの本の内容と同じだろうと思っていた事と、正直言って大震災については、僕自身が東京で受けた感覚とマス…

橘玲 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

僕も海外で住んでいて非居住者だった時期があるので、非居住者に対する税金の話について書かれた本とか、取引でマネーロンダリングの話を聞いたりしていていたので、これらの問題について書かれていた橘玲の著書を読んでいた。 この本もそういった海外投資…

トマス・ピンチョン ヴァインランド

自宅近くの私鉄ターミナル駅にも大規模な本屋が出来たので、休日に都心まで行かなくても、本屋で本を眺めながら時間を過ごす事が出来る様になった。海外文学だけでも30メートルぐらいの棚一列分を占めており、米国文学もその3分の1くらいをしめていて、知…

小林紀晴 父の感触

先週末、下北沢の古書ビビビで100円で購入した本。 小林紀晴氏の本は、シンガポールに住んでいた時に東南アジアについて書かれた本を探していて、オーチャード・ロードの紀伊国屋で『ASIAN JAPANESE』を見つけて読んだのが最初。 若者らしいセンチメンタ…

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション

夏休みに読んだビジネス本。 僕は学生時代に音楽とか美術に興味があり、デザイン事務所でバイトしたり、友人とバンドをしていたけど、結局、就職が決まったので髪を短くした最後の時代なのかな。 会社へ入った時は色々なアイデアとか出ていたのだけど、当時…

堀江貴文 君がオヤジになる前に

堀江貴文に興味があった訳では無いのだけど、堀江貴文が収監される発表があった後、収監される時のつぶやきをライブで見たくて、堀江貴文のTwitterをFollowした。Twitterでのつぶやきを読んでいてので、本屋でこの本を見た時に立ち読みしたのだけど、結局、…

藤原新也 沈思彷徨

先週末に下北沢の古本屋ビビビで購入。こういう本との出会いがあるから、古本屋廻りは愉しい。 80年代初期に、当時の時代を解説してくれた東京漂流を読んで感銘を受けて、過去の著作を読んで、僕もインドへ行ったりしたけど、20何年ぶりに学生時代の先輩…

角田光代 ロック母

1992年から2006年までに発表された短編集。 地方の高校生の屈折した生活と東京への生活の憧れを描いた「ゆうべの神様」が、高校生時代の感情を思い起こさせてくれた。 最近は、こういった高校生の感情を描いた作品とか無いのかな? 地方で親と近所と学校にう…

金持ち父さん貧乏父さん

ベストセラーとして有名な本ですが、同じ様なタイトルとデザインで続巻が次々と出版されているので、読む気にならなず、読んでいなかった人は僕だけでは無いだろう。 この本を読んだのは、たまたま図書館で「金持ち父さんの投資ガイド」を斜め読みをして面白…

WIRED

西新宿のブック ファーストの棚に雑誌「WIRED」の日本語版が並んでいるのを見つけたが、時間が無いのでそのまま電車に乗っていたら、電車の中でその「WIRED」の日本語版を読んでいる人を見た。 「WIRED」の日本語版は一度廃刊になったと記憶しているし、「WI…

ピーター・リンチ 株で勝つ

GWに読んだ「ウォール街のランダムウォーカー」に続き、これも古典のピーター・リンチの「株で勝つ」を週末に読破。 プロの投資家(ファンド・マネージャー)に比べて不利なアマチュアの投資家が勝つ事の出来る理由として、一般消費者としての生活、働いてい…

川本三郎 マイ・バック・ページ

家の近所のTSUTAYAでもこの本が平積みになっていた。 5月末に妻夫木聡×松山ケンイチの主演で公開されるとのポップと一緒に。 以前にこの本が本屋の映画化コーナーに置いてあって、今になって映画化される事を知って驚いた事をブログに書いた事を思い出して…

ウォール街のランダム・ウォーカー

インデックス投資派のバイブルと言われている本で、今年のGW中に必ず読もうと思っていた本。 この本を読むと個別株を株式投資をしようとは思わなくなるので、頭を冷やすのには調度良い。 だけどなんとなく引っかかる事があって、会社の中で新規事業に投資…

村上春樹 1Q84 Book3

本屋に予約していたので、僕は会社帰りの金曜日の夜に書店へ取りに行って、結局、週末に読んでしまった。 読後感は、何でBook 3まで書いたのかな? と言う印象がまず残った。 ネタバレのになってしまうのだけど、天吾と青豆のすれ違いのラブ・ストーリーが物…

西村賢太 苦役列車

今年第144回の芥川賞のTVニュースを見た時に、生い立ち外見も対照的な西村賢太氏と『きことわ』の朝吹真理子女史が受賞していて、これは本当の芥川賞の受賞のニュースでは無く、TV番組か新作の映画のニュースの様に感じた。あまりにも対照的な男女二人の…

村上春樹 雑文集 続き

村上春樹 雑文集の続き。 「『アンダーグラウンド』をめぐって」の章の最初のエッセイの、「東京の地下のブラック・マジック」。 スコット・フィッツジェラルドが1929年の株価大暴落を北アメリカで聞いた様に、村上春樹も1995年の神戸大震災、オウム事件をア…

村上春樹 雑文集 

三連休は特に用事も無く、家で閉じこもろうと思っていたので、昨日の雪は大歓迎だった。 まずは、村上春樹の雑文集。デビューしてからの雑文を一冊の本にした本。『風の歌を聴け』から、『ノルウェイの森』が発売されるまでは、友人の間でもカルト的に流行し…

クリス・アンダーソン フリー

僕はこの本の日本語訳本の出版前にそんな事が有った事は知らなかったけど、出版業界では、この原本と日本語訳本のマーケテング自体が話題になった様です。 著者はこの本の中で説明したマーケテング手法の実行として、出版前にネットで無料でダウンロード出来…

村上春樹 1Q84

朝7時のNHKのニュースのオープニングで、村上春樹の7年ぶりの小説が発売される話が紹介されていて驚いてしまった。 結局、7時20分に家を出るまでに、本の紹介のニュースは放送されなかったのだけど。 夜、帰宅途中で本屋に寄ったら発売されていたので、購入…

チェ・ゲバラ モーターサイクル・ダイアリーズ

新宿から私鉄で急行でも30分以上の乗車時間の東京郊外の住宅地の駅。 新しく開拓された場所の為、駅前に商店街は無く、駅に近接したビルの1階、2階に西友の食料品と衣料品が入っている駅ビルと言っても良い雑居ビルがあって、ここの3階に小さな本屋が入って…

藤森照信 建築探偵の冒険

先週、ルコントの「ぼくの大切なともだち」を見に行ったときに、東急文化村の地下の本屋で買った文庫本。 東洋キネマの記事があったので買ってしまった。 ちくま文庫から出版されていて、赤瀬川原平のトマソン・シリーズの一環かな? 皇居の話が面白くて、確…