何故、ユーロが高いのか?
マネーロンダリング入門―国際金融詐欺からテロ資金まで (幻冬舎新書)
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/11
- メディア: 新書
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を読んで、
第一章 カシオ詐欺事件の話
こういう話に乗っかる人もいるんだ。
第二章 プライベートバンクの憂鬱
クレディ スミスの営業姿勢と言うか、会社方針が面白い。 このくらい悪に徹すれば。
割引債と言う名前は知っていたけど、なんでこんな債券があるのか分からなかったが、無記名である事で、こういう使われ方をしてきたのですね。
ライブドアの話は他でも色々書かれていてマネーロンダリングとはあんまり関係無いと思っていたけど、ライブドア事件の黒幕と言うか、ライブドアの連中を悪ノリさせたのはリーマン ブラザーズで、結局、リーマン ブラザースに騙されてライブドアが上手く行かなくなったところを、マネー ロンダリングの手法で助けたのがクレディ スミスと言う構図かな?
第三章 北朝鮮はなぜ核兵器が必要なのか?
この章の前半は外為の説明なのだけど、911以降、CIA、FBIがSWIFTの記録を調べていたのですね。
こんな事をすれば、ブラックマネーがドルよりユーロへシフトして行くのは当然で、現在のユーロ高を引き起こしている筈です(と、僕は断言してしまう。 もう少しユーロを円で交換せず、ユーロで持っていれば良かったと泣いているので)