製造を集約すべきか、現地生産にすべきか--新興国向けPCプロジェクト

OLPC Projectは、まだ残っていたのですね。
大上段にLOW COST PC PROJECTを発表して、PCの仕様を決定して、部品を発注して、購入して、製造している間に、最初に決めたPCの仕様は既に一世代前のSPECになって、そのSPECの部品は先進諸国で過剰在庫になり、香港あたりからバッタ売りされ世界中に出回り、結局、政府の肝いりのLOW COST PCを購入するより、 現地の家内製手工業で生産しているメーカーとか、秋葉原の様な場所で部品を購入して組み立てたPCの方が安くなり、政府の肝いりのPROJECTが頓挫した事は、過去、何回もINTELAMDも経験している筈なのだけど。
PCの組立には設備投資は必要無く、家内製手工業で充分なのにね。

更に、中古PCの問題もあり、インドの田舎の牛が貨物を引いている様な道を車で走っていても、途中の鄙びた数件の商店があるだけの集落でさえ、その内の一軒の商店の前には中古のPCが山の様に積まれていて、また街道沿いに立つPCの絵を描いた看板が目立ち、看板の意味を尋ねたら、パソコン教室との事なのだから。
もちろん、街道に沿って日本の三丁目の夕日風の昔の電信柱が立っていましたが。