フランクフルト

ヨーロッパ出張の日本への帰国便として土曜日発の便が取れなかった為、日曜発の便になり、土曜日丸々一日をフランクフルトで過ごす事になる。以前にも出張中の週末をフランクフルトで過ごした事もあるので市内の名所も一通り回った事があるし、そもそも何も無い街なので、暇な一日をフランクフルトで過ごす。

交通とか食事の便が良いのでフランクフルト中央駅の近くのホテルで泊るのは、会社の事務所がジュッセルドルフよりフランクフルトへ移ってから慣習で、今までは別のホテルに泊っていたのだけど、今回は駅より少し遠いホテル。このホテルの前の道には良く大型バスが停まっていて、バスで移動している観光客が良く泊っているホテルかなと思っていたけど、今回よく観察してみると、ホテルの前のバス停はポーランドとかルーマニアからの長距離バスの停車場でホテルの宿泊客とは関係ないみたい。ポーランドはともかく、ルーマニアのブカレストよりバスが来ていて、これに乗ってブカレストまで行けると思うと、旅に出たいと言う気持ちが沸いてくる。 今でも出張と言う旅行中なのだけど。

朝、二時間くらいレポートを纏めた後、ホテルの掃除が回ってくる外出する。今回は特に御土産の指定も受けていないので、ないので、フランクフルト駅前のホテルよりハウプトバッヘ歩いて行き、証券取引所前ののスターバックスへ。以前は御土産の指定を受けて買い込んだ後に寄った店で、ドイツまで来てスターバックスも無いと思うのだけど、ソファの座りごごちが良いのでスターバックスに来てしまった。

ドイツのスターバックスは現地の新聞が置いてあるので斜め読みをする。ドイツの新聞も米国と同じく週末は記事が多いので斜め読みするだけでも結構時間が掛かる。アパートとか車の三行広告とかを読んでいるとフランクフルトの相場が分かるので。
スポーツ欄を見ていて3時半よりブンデスリーガーの試合があるが、見たかったフランクフルト戦は有料放送のプリミエールでも放送しないので残念。確かホテルでは別料金でプリミエールが見えたし、ホテルの近くのスポーツバーでも行こうかなと思っていたので。話が逸れてしまうが、ドイツで有料放送のセットトップボックスが家庭でどの位普及するかの話を昔、ドイツ人の同僚と話とした時にブンデスリーガーの生放送を見る為にセットトップボックスを買った人が多いと言うのを思い出した。日本ではセットトップボックス
が無いと見れない人気のある番組は無いと思うけど。今でも有線放送、セットトップボックスの案内のチラシが良く折込広告に入ってくるけど、映画はレンタルショップに行った方が早いし。

その後、カウフホフのレコード売り場(!)へ行き、CDとレコードを見る。
TAPPER ZUKIEのMPLAがVirgin/Front LineのReissue Seriesで9.99ユーロであったので購入。レコードのコーナーではRicoのWareikaが、新作とかベストセラーを陳列している壁の方にに並んで販売しているのを見つける。このWareikaはCDを持っているのだけど、ジャケットのデザインが良くジャケットだけでLPの方も買いたくなってしまったが荷物を考えて諦める。日本では何年か前にCDで再発されたが、LPでの再発もされたのだろう。

この後、ハウプトバッヘに大きな本屋があり、ここも以前御土産に頼まれた本を探しに来たところだけど、今日は洋書コーナーを覘く。ここで言う洋書コーナーは当然ドイツ語以外で、英語が6割位で、後はフランス語が多いのかな。イタリア語の本とかもあるけど。日本でも、ここ数年大きな本屋へ行く時間も無くなり、行っても洋書コーナーで時間を潰す事も無かったので、本当に久しぶりに英語の洋書コーナーで、どんな本が並んでいるのかを眺めていた。ジャック ケルアックのOn The Roadの発行50周年記念版があったり、面白かったのだけど、村上春樹の作品が多い事に驚く。昨年はフランク・カフカ賞を受賞した直後で、ノーベル文学賞を受賞するとかで盛り上がっていたのだけど、今年は受賞するとかも盛上りはなかった。
ノーベル文学賞も時期を逃すと取れないものなのだろうか。結局、本は何も買わずにラーメン屋に寄ってラーメンを食べてホテルに帰る。ラーメンは不味くは無いのだけど、これで8.9ユーロは無いよな。

帰ってからARDでブンデスリーガーのダイジェスト版を見る。