マッキンゼー式 世界最強の仕事術


マッキンゼー式 世界最強の仕事術 (ソフトバンク文庫)

マッキンゼー式 世界最強の仕事術 (ソフトバンク文庫)

昔、単行本で書店に並んでいた本。単行本では買わなかったけど、文庫本で出ていたので騙されたと思って買ってみた。良くも悪くも期待通りの内容。MECEはマッキンゼーの社内用語だったんだ。

『週末起業』の本の中でサラリーマンの週末起業に推薦しているのがコンサルタントなのだけど、普通のサラリーマンしていて、コンサルタント業のクライアントを見つける方が大変だよね。この本に書いてあるノウハウとかは何点かためになる事が書いてあったけど、週末起業で一番難しいのはクライアントを見つけること。これは誰でも分かるでしょう。

僕にとって、なんらかのビジネスが成功していて、その成功を継続する為のノウハウを伝授するのがコンサルタントで、大企業の様に蓄えがある会社は、そのビジネスが上手く行っているかを確認したくて、マッキンゼーの様な大手コンサルタント会社と契約するのだろうけど、週末起業であれば大企業は相手にしてくれず小企業が相手になるだろうし、そうするとそのビジネス自体がコンサルタントの入る余地があるのかな? そのビジネス自体を創めた方が儲かる気がする。大手コンサルタント会社を辞めて、中規模の会社とクライアントを継続する方法もあるけど。

昔、PC関連業界が儲かっていた頃は何をしても儲かっていて、こういったノウハウを伝授すると言う売込が多くて、当時、こういったノウハウが無い為に無駄な出費をした事も事実。

そのまた昔は、バブルの頃に飲食店関係へ出資が盛んで、この飲食店関係の経営のノウハウを教える事を仕事としていた友達がいたけど、飲食店関係と言ってもレストランやバー、当時はまだクラブと言う言葉は無かったので、結構上手くやっていたなあ。 この話は、村上春樹の『国境の南、太陽の西』に似た内容で、この本が発売された当時、昔からの村上春樹ファンの友達と、『ノルウェイの森』と同じく、村上春樹が書いてはいけなかった小説。