ルネ・マグリット 白紙委任状

昨日の夜、テレビ東京の「美の巨人」で、ルネ・マグリットを特集していた。
ブルッセルからパリに行って、アンドレ・ブルトンのシュールリアリズム宣言に影響を受けたものの、パリから三年でブルッセルに帰って作品を書き続けた。シュールリアリズムの時代でも静かな人生を過ごしながら、作品を書き続けた様だ。
TVでは中学生の夏休みの自由研究のテーマとしてルネ・マグレットを取り上げたと言うシナリオになっていて、「白紙委任状」と言う絵とこの絵の題について、絵の題をわざと関連付けを避けていると説明が合ったが、「白紙委任状」と言う事にて、絵を見る人が自由に好きな様に題を決めさせる事を意図したのだろう。
ルネ・マグレットについて、僕はオランダのクノック・ヘイストと言う海岸、リゾート、避暑地?のカジノの壁画が一番想いでがあるのだけど、このカジノの壁画については、昨日のTVでは言及されていなかった。このカジノを知ったのはドイツに住んでいる時に、朝日出版社の「世界の美術」と言う文庫本で読んで行ったのだけど。
この壁画のイメージもあって、ルネ・マグリットは他の画家と比べて普通の平和な人生をおくったと思う。これだけの芸術を作り上げながら、普通の平和な人生が送れたと言う事が、昨日の特集を見て、僕が最も感激した事。