南の島

久しぶりにフィリピンへ行く。5−6年ぶりになるのかな? シンガポール駐在時は、マニラに行く機会はあったのだけど、セブに行く機会は無く、今回が初めての出張。
多分、セブ島についてのイメージは飛行場のあるマクタン島の高級リゾート・ホテルとダイビングが強いのだろうけど、僕は仕事なのでセブ島側のダウン・タウンのホテルに泊まって、島内を車で約一時間移動。
だから、移動中の車の中からしか見ていないのだけど、朝と夕方の交通ラッシュの中の南の島の人の市井の生活。朝は、三々五々人々が四つ角に集まって乗り合いのジムニーに乗ったり、道端の店、と言うより屋台で店で商品を並べたりする風景とか、夕方から夜にかけて、その街角の食堂で皆が集まっているのを見ると、僕は元気が出てくる。
仕事、それも単純な肉体労働をして、帰りに屋台の様な道端の店で、ビールを飲んで、何か食べて、TVもクーラーも何も無い家へ帰って寝る。そんな単純な生活が羨ましい。日本でも、「三丁目の夕日」とか、「東京タワー」が流行ったのは、難しいことを考えずに、そんな時代への憧れがあるのだろうな。

今回、マニラ在住の華僑の話と一緒だったのだけど、セブでは韓国人が増えているそうです。どこの発展途上国でも外国人がその国の不動産を購入する事に法律的な制限をかけていて、外国人が不動産を購入出来ず、現地の人と結婚して、その現地の人の名義で不動産を購入するのが一般的なのだけど、セブでは韓国国籍でも土地を購入が出来る特別なエリアが開発されたとの事。

話が外れるのだけど、東南アジア在住の華僑と話していて、彼ら、彼女らの人生とか生活観を聞いていると、僕自身、保守的で内向きな日本人って思って反省してします。だけど、華僑と話していると、僕自身のテンションを高まるので、たまにはこうやって、テンションを高めよう。