メアリー・ケイト、泥棒が1ダース

年末に、「このミステリーがすごい2010年版」を読んで購入した本。
海外編ではスティーグ・ラーソンのミレニアムの評判が高かったのだけで、これを買おうと思ったが、ミレニアム1の上巻だけが売切れになっていて、ハヤカワ・ミステリー文庫の「メアリー・ケイト」と「泥棒が1ダース」を購入して、帰省中の新幹線の行き帰りで読破。
海外のミステリーを読むのは久しぶりなのだけど、この二冊はアメリカの代表的なエンターティメントの流れで、「メアリー・ケイト」の方は、ターミネーターの様なハリウッド型のSF大作映画。「泥棒が1ダース」はウディ・アレンの映画の様なエスプリの利いた小説。
アメリカのエンターティメント小説も映画の様に全く分かれているなあと言うのが、この二冊の本を読み終えた感想で、後は、やっぱり翻訳の文章は読み難いので、映画で見た方が楽しめるかなと言う気がしてしまった。 
翻訳家の人も、もっと意訳した方が文章が生き生きしてきて、リズムが出てくるのに、そういう事が出来ないのかな? これは翻訳家の力量では無くて、早川書房の方針だと、勝手に思っているのだけど。 他の翻訳も同じ様な翻訳の文章なので。

メアリー‐ケイト (ハヤカワ・ミステリ文庫)

メアリー‐ケイト (ハヤカワ・ミステリ文庫)


 
現代短篇の名手たち3 泥棒が1ダース (ハヤカワ・ミステリ文庫)

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