北森鴻 花の下にて春死なむ

日本の冬は天気が良くて晴れわたっている日が多いので、今日の様に昼間から電気を点けたり暖房をいれているのは、今年初めてかなとも思いながら、のんびりと一日を過ごす。
今日、読んでいたのが、この北森鴻氏の「春の下にて春死なむ」。
実は、この前に二作目の「桜宵」を読んで、ビア・バー「香菜里屋」シリーズの一作目を買ったのだけど、面白い。 ちょっと阿刀田高氏の短編集に似ている雰囲気もあるのだけど、ビア・バーのマスターがアームチェア探偵で、バーの常連の人が関わったミステリーとまでも言えない様な日常の不思議を解決している短編集。
このビア・バーの描写が良いのですよね。特に、マスターであり、探偵である工藤さんのおつまみのレシピが。
思わず、お酒を飲みたくなる本です。

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

花の下にて春死なむ (講談社文庫)


桜宵 (講談社文庫)

桜宵 (講談社文庫)