ベトナム

今更、一人旅を楽しめる歳でも無いのに、3月一杯で失効するJALのマイレージがあったので、とりあえず夏休みにホー・チン・ミンへ行く飛行機の予約をしていた。本当は、その後8月までに誰かと一緒に行く事が出来る様な事も期待していたのだけど、生活に変化も無く8月14日の夕刻の便でホー・チン・ミンへ出発。

出発の直前に、沢木耕太郎の「一号線を北上せよ」を読み直して、気分は多少は盛り上がり、HOTEL.COMでホテルも同じマジェスティック・ホテルを予約。久しぶりにJAL便に乗ったけど、グローバル会員だったので、CAが挨拶に来てくれたり、エコノミー席だったので横が空いている席に案内してくれたりして、昔より親切になっていた。経営不振でANAに負けているせいもあるのかも?

深夜の到着予定時刻より一時間程早く、ベトナムのタン・ソン・ニュット国際空港に到着。 意外に新しくきれいな空港だった事に驚いた。僕はホー・チン・ミンに対して、バンコクと同じ様な感じだろうと先入観を持っていたのだけど、タクシーでホテルに向かう途中の道は広く、交通量も少なくクリーンな感じ。

マジェスティック・ホテルに着くと、ホテルの感じはこんなものかなと言う感じ。 昔の高級ホテルで、今は新しいホテルにブランドと設備では差をつけられていて、過去の栄光で観光客が宿泊しているイメージ。今回、予約時にサイゴン川側では無くて、1,000円程高いプール側の部屋を予約したので、静かだったのだけど中庭は狭くて景色は楽しめなかった。部屋自体は本当に昔の高級ホテルの部屋で天井が予想以上に高く、バスタブのお湯と水の表記がフランス語だったのがベトナムを感じた。

一号線を北上せよ

一号線を北上せよ


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翌日は朝6時に起きてホテルの屋上でバイキングの朝食。 一時間ぐらいかけてオムレツとフォーを食べる。今日は市内観光をしようと思い、8時からタクシーで旧南ベトナムの大統領官邸だった統一会堂へ行く、直線を多様したモダンな建物で、壁が少なく風通しが良い。 なんとなく共産主義的なストイックさを感じたのだけど、旧南ベトナムは米国の傀儡政権だったので違うよね。

その後、歩いて聖母マリア教会へ。教会の横の広場で地元の小ざっぱりした男女の若者が健全に集まっていた。 休日の朝早くから小ざっぱりした雰囲気の中産階級的な男女の若者の集会に不思議さを感じたのだけど、これがヨーロッパの日曜日の教会のフィリッピンの出稼ぎの集まりとは違って、まだ共産主義時代の残りか、日曜日に教会へ行く若者が多いのかもしれない。 ヨーロッパでも若者は日曜日に教会へ行かないのに。

教会の横に中央郵便局があって、ここも観光名所。 中に入ると土産物屋があって、日本語も聞こえてくる。 入り口の正面にホー・チン・ミン氏の大きな肖像画があった。この後、ベンタイン市場へ。

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ベンタイン市場は観光客を意識した市場で客引きが凄い。着替えの為のTシャツを探していたら、iPhoneのパロディのTシャツがあったのでお土産に購入。市場の中の屋台でフォーを食べてタクシーでホテルへ戻る。

一眠りした後、明日のメコン・デルタ・ツアーの予約をしようと、ホテルの横のJTBへ行くが日曜日で休み。 結局、 バックパッカー向けの場所であるフォーグラヤワのシンカフェまで行って、メコン・デルタのツアーを予約。 ここで本当に沢木耕太郎の「一号線を北上せよ」のパターンと同じ行動になり反省。

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予約後、Allez Booと言うバーのカウンターでビールを飲んでいると、常連らしいドイツ人と話しが始まり、店の女の子の写真を撮り、店の中でWiFiが使えたので、彼女の写真をTwitterにアップ・ロードする。