ベトナム 2日目

翌日、2日目(本当は3日目)も朝6時に起きて、ホテル屋上のレストランで朝食。昨日と同じくオムレツとフォー。フォーは日替わりのメニューの様で、昨日食べたのは海老と豚肉のミー(黄色い中華麺)だったのだけど、今日は鶏肉と米の麺のフォー・ガーを作ってもらう。7時過ぎにホテルを出て、メコン・デルタ・ツアーへ向かう為に、フォーグラヤワのシンカフェまでタクシーで行く。わざわざフォーグラヤワまで行かなくても、近くの旅行代理店でメコン・デルタ・ツアーがあって、ホテルに向かえに来てくれるのもあると思うのだけど、この時点では「一号線を北上せよ」をコピーする事を決めていたので。タクシーには順調に乗れ、料金もぼったくられずに7時半くらいにシンカフェに到着。ツアーの案内書には8時よりバスに乗車で、8時15分までにシンカフェに集合となっていたので、近くのカフェでアイス・コーヒーを飲み、8時にシンカフェに行ったのだけど、バスは8時半にならないと来ないと言われて、シンカフェの中の待合室で時間を潰す。昔は、このシンカフェもキムカフェもバックパッカーの集まるカフェで、そこでバスを出していたと聞いていたが、シンカフェは完全に旅行代理店になっていてカフェは無い。 チケットの予約の時にキムカフェも覗いたけど、キムカフェの方は昔ながらのカフェで、「ここで本当にバス・ツアーをしているの?」と言う感じ。

シンカフェよりのバス・ツアー、バスの手配は、僕の様に日帰りのツアーでは無くて、カンボジアハノイへ何日も掛けてのツアーとか、オープン・チケットのバスで好きな場所で泊まってハノイまで行くのがメインのツアーの様で、待合室の中は大きなバック・パックを持った人が多い。僕も日本に帰らずに、このままバック・パックの旅行に行きたい気分になってしまった。 このまま旅行に行けば、僕も消息不明になるのかなと思いつつ。

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8時半になり、日帰りのメコン・デルタ・ツアーのバスが着て、それに乗り込む。席は指定席で、前の席が小学生位の子供二人を連れた日本人家族で、横が韓国よりの中年の婦人の二人連れ。 他のツアーとは異なって、この日帰りツアーは普通のバス旅行の雰囲気。出発してから一時間程走り、バスは長い橋を渡る。この辺りは既にメコンデルタなので、河口付近でメコン河が何本もの流れに分かれた河の一つに掛けられた橋。橋を越えてからしばらくして、休憩所があり、ここで20分間の休憩。 この辺りは普通の観光バスでの旅行の乗りになってくる。休憩後、一時間ぐらい移動し、バスは二子玉川辺りの多摩川の川幅を持った川のほとりで止る。 ここで40人くらい乗れる船に乗り、メコン河の一つを下っていく。この河では河川工事の為に重機も見え、東京湾でフェリーに乗っている様な感じ。 この後、船はレンガ工場へ行き、レンガ工場を見学する。
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レンガ工場の見学後、20人乗り位の小型の船に乗換えて、河の支流に入っていく。しばらくして、今度はココナツ・キャンディ工場の見学。ココナツ・キャンデイ工場での見学後、バイクの後ろにリヤカーを付けて、そのリヤカーに椅子を乗せたバス? タクシー?で移動。 到着した場所は、10m位の川幅しか無い小川で、ここでは四人乗りの手漕ぎボートに約20分乗り、レストランへ。この手漕ぎボートでの移動時に、一番先頭のボートの先頭に乗る事が出来たので、気分はまるでフランシス・コッポラ地獄の黙示録。頭の中のローリング・ストーンズのサティスファクションが流れていた。