夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです。村上春樹インタビュー集1997-2009

最近になって購入した雑誌の「考える人」に掲載された三日間のロング・インタヴューの記事が面白かった事と、本屋のベストセラーのコーナーにあったこの本を立ち読みしていると、「少年カフカ」の90年代後半の作品を解説しているので購入。

海外の雑誌に掲載されたインタビューの記事が非常に分かり易い。英語でのインタヴューを現地語で雑誌に掲載して、その記事を日本語に訳した内容と思うけど、この方がロジックが通って、表現も一般的な分かり易い表現になるからだろう。

以下はメモ

物語は書かれる為にある。
村上春樹は、他の作家とは違って、作家になるための勉強をしてこなかった。
村上春樹以前の作家が自己表現に拘っていない。ここが、風の歌を聴けを読んだ時に感じた、軽さなのだろう。 
文学と言うアカデミックな感じが無くて、広告のコピーの様に言葉を並べただけの。
中身が無いと言う批評を良く聞いたからね。

僕にとっても、外人と日本の文学について話をした事のある作家は、村上春樹しかいなくて、一人は中国人の女性。 一人はロシア人の同年代のビジネスマン。

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです