TPP(環太平洋経済連携協定)

TPP(環太平洋経済連携協定)
今年の話題
1995年にGATTの後を引き継いだWTOでの多国間での関税自由化の交渉が暗礁に乗り上げた為、近年、2国間での関税自由化を進めるFTA/EPAを、韓国が積極的に外交を進めている中で、日本が遅れていた事を、何故か日本のマスコミは無視していたのが、ここ数年の流れで、最近になってやっとマスコミもTPPの交渉の中で、日本の政策の遅れに対して光を当ててくれた訳だけど、今年の流行語にまで選ばれるとは?TPPも米国の動きから、やっと日本政府も重たい腰を上げた様にも見えるけど。

僕は昨年まで日本が韓国と比較してFTA/EPAの動きが遅れていて、それが白書のレベルでは問題化しても、新聞等のマスコミで報道されないのは、自民党とその支持母体の農業関連からの関税自由化反対の圧力と思っていて、民主党政権になってから、マスコミが日本のFTAへの取り組みの遅れを取りあげる様になったのは、数少ない民主党政権の功績と思っていたのだけど、本当は、自民党の農業関連の組織票を民主党に取り込んでいた小沢一郎の圧力であって、自民党の敗退による変化では無くて、小沢一郎の力が弱まった事が、マスコミのTPP/FTA推進賛成へ回った理由かな?