ピーター・リンチ 株で勝つ

ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け

GWに読んだ「ウォール街のランダムウォーカー」に続き、これも古典のピーター・リンチの「株で勝つ」を週末に読破。 プロの投資家(ファンド・マネージャー)に比べて不利なアマチュアの投資家が勝つ事の出来る理由として、一般消費者としての生活、働いている業界、専門知識により良い会社を見つける事が出来る可能性がある(10倍株 テン・バーガーを見つける事の可能性はプロもアマも同じ)。 プロと違い、その会社の株を買う理由を上司、投資家に説明する必要が無い。 反対に言えば、プロは価格が下がった場合でも言い訳が出来る株へ投資せざるを得ない状況。 ピーター・リンチは株を下記6種類に分けており、ストーリを作成する事の大切さを述べている。

低成長株 年間2-4%の成長率 電力、鉄道等 高配当(寡占市場で収益率が高いが新規事業に参入していない為、配当を積み増ししている)配当を期待する。

優良株  10%程度の成長 大企業 安定成長?コカコーラー P&G、購入時点のPERが高すぎないか? 購入するタイミングに注意する。 急成長株 年に20-25%の成長。ハイ・リスク、ハイ・リターン 市況関連株 景気動向に左右される会社 鉄鋼、化学 業績回復株 業績不振から立ち直りつつある会社 資産株   資産を所有している会社 株式投資の損失は購入した株価がゼロになる事であり、10社に均等に投資して9社が倒産しても、1社が10倍になればイーブン。10社中9社が倒産する確率は低いので、10倍になる株(テン・バーガー)を見つける事が出来れば良い。