文藝春秋 松任谷由美

ハイソな美女の朝吹真理子と自虐的な私小説の西村賢太芥川賞ダブル受賞の話題が先行している為か、今月号の文藝春秋はコンビニでも目立つ場所においてある。
僕も久しぶりに先週末に購入して芥川賞の小説を読んでいたのだけど、今週末は他の記事を読んでいた。新連載として「時代を創った女」と言う記事があり、一回目が松任谷由美だった。
僕は好きな歌手では無かったけど、荒井由美の頃から流行っていたので彼女の曲はずーと耳にしてはいた。
成毛茂の参加していたグループサウンズの追っかけをしていて、立川基地で購入したレコードを差し入れたりとか、60年代末からの日本のロック・シーンの記事も面白いし、その後の70年代、80年代、90年代と時代の中で流行の音楽を作ってきた記事は懐かしいのだけど、好きな音楽では無くて、時代の求める流行の音楽を作る事に拘り過ぎている松任谷由美の姿は、記事を読んでいて悲しい気がした。