天安門事件

リビアの革命?クーデター?と比較して中国の天安門事件の名前がテレビとか新聞で聞く様になった。

シンガポールで住んでいた頃に、得意先の担当者の女性が北京出身の人で、米国の大学を卒業して、在学中に知り合ったシンガポール人の旦那と結婚してシンガポールで住んでいて、彼女は欧米系の企業で働いていたのだけど、僕の女性の部下(彼女は中国のアモイ出身)と一緒に仕事の打合せの帰りに三人で食事をする事になって、食事をしながら日本の話とか、村上春樹の話をしたりしていたのだけど(今だったら日本の話として別の話題になるのだろうけど、あの頃のアラサーの東アジア系インテリ女性の日本への興味として村上春樹の話は良く上がっていた)、いきなり得意先の女性が天安門でのデモに参加した話をしてくれた。

当時、彼女は北京大学の学生で天安門事件に参加して、投石をした事と、その時の姿が写真に撮られた話、その後、米国の大学へ留学した経緯の話を聞いて、僕より10歳くらい年下の彼女が学生時代の思い出話として天安門事件に参加した話は、団塊の世代の人が日本でのデモに参加した話と同じ様にをする事に驚いたと同時に、政治の時代に学生生活を過ごさなかった僕は羨ましいと思った。