311以降の日本

311以前は円安による日本の輸出企業の競争力の向上が日本経済を支えるとして円安を歓迎していたが、3.11以降は日本の輸出企業の競争力の日本経済におけるプレゼンスが低下し、円安は輸入で不利になるとして日本経済にマイナスとなると考える。

311以前の少子化、人口減少に拠る日本国内での需要不足に対し、過去の高度成長期の設備投資、過去に拘った戦略による供給能力過多により需給ギャップが発生していたが、これから2−3年は震災による供給能力の低下により、需給ギャップは縮小した。

ただし、これは縮小均衡である。

電力不足は数年継続する。この間の生産は以前の7−8割。