FXをはじめてみて その2

始めてみて最初のイメージとはずいぶん違う事に気がついた。

僕のイメージは1万ドルを85円で買ったので85万円分のドルを所有していて、予想に反して円高になった時、為替レートが78円になった時でも一万ドルは所有していて、85万円の価値が78万円の価値しか無くなって7万円分損するだけ。 その時には10万円の保証金が3万円になるので追加で保証金を入れないとお金を貸してくれない(購入した1万ドルを担保にFX会社が僕にお金を貸してくれているイメージ)とイメージしていたのだけど、始めてからじりじりと円高になっていて、毎日の運用成績を見ていると、毎日の様に保証金の10万円が少しずつ目減りしていく。

もう少し真面目に説明を読むと、FXは毎日の朝5時半に一度ドルを売って精算して、この一日の損益が保証金より引かれていく。 また同時にドルを購入して翌日の朝5時半に売って、同じ様に精算の繰り返し。

また実物決済では無くて差額決済なので、買ったドルをそのまま僕が所有(例えば普通の銀行預金とか現金で)することは出来ない。

この本が発売された2005年頃とは異なり、スワップレートは一日1円とか2円なので、スワップレートで儲かるわけでは無い。10万円預けて1年間に365円のスワップポイントを得たとしても年率0.365%!。 この仕組みも、2005年当時はドルの短期金利も高かった筈だけど、今は低金利だし。

結局、長期的に円安になるからドルを購入して長期的に運用する仕組みでは無くて、短期的に売買で収益を上げるゲームなのだろう。