岩崎日出俊 リーマン恐慌

藤巻健史の『マネーはこう掴む』を読んで、サブプライムローン問題からリーマンショックまでの流れを復習しようと思って、図書館で見つけた本。2008年9月15日のリーマン・ブラザーズ破綻直後の2008年11月に書かれた本。

サブプライム問題の本質、投資銀行と商業銀行の違い等は、リーマンショックの頃の新聞、雑誌、ネット等で入手した情報を復習した感じの本。

他の本では書かれていない、歴史上の視点...戦争では戦費を捻出する為に公債を発行して、この公債を引き受けてくれる投資家を探す事が大切な事で、日露戦争で日本の公債を引き受けたクーロン・ローブ商会を1997年に吸収合併したのがリーマン・ブラザーズとか、国際金融世界でのユダヤ人とWASPの話しが出てくる辺りが面白かった。


リーマン恐慌

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