ベストセラーとして有名で続刊が同じ様なタイトルとデザインが次々と何冊も出版されている本を、読む気にならなず、読まない人は僕だけでは無いだろう。

この本を読んだのは、たまたま図書館で「金持ち父さんの投資ガイド」を斜め読みをして面白かったので、最初の「金持ち父さん貧乏父さん」を読む気になった。 この本は多分BOOK OFFの105円均一にあると思ったが、105円均一のコーナーには無かったのが意外。
このシリーズの要約としては「医者とか弁護士等の様な高給の専門知識の仕事であれ、労働者として給与を貰うのでは無く、資本家になって人を使うか、資本を使わないとお金持ちになれない」と言う事で、資本主義の教科書を読んでいる様な感じで今更の感があるが、現在の視点で書かれた本は少ないのだろう。
このシリーズの読破を考えていたけど、二つの巻を読んだだけで重複する内容が多いので、続刊は読まなくても良いかなと考えてしまった。 だけど新興宗教的なと言うか、テレビショッピング的なテクニックで続刊が販売されていて購入させようとする販売テクニックが上手いので続刊も買ってしまうかも知れない。

この本の中で投資、資産を持つ事が重要で、資産がお金を生み出す前提となっているが、本当にこれだけのリターンが期待出来るのかが疑問。例えば株にしても、インデックス投資の本では、年間3−4%のリターンしか期待出来ないし、株の参考書として上げられているのもジム・ロジャーズの「株に勝つ」と、ウォーレン・バフェットの本だしね。 不動産投資等も上手く行った例のみを掲載されていて、米国の不動産バブルの頃であれば、この本の様に上手く行く事が多かったと思うが。


金持ち父さん貧乏父さん

金持ち父さん貧乏父さん

  • 作者: ロバートキヨサキ,シャロン・レクター(公認会計士),白根美保子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2000/11/09
  • メディア: 単行本
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