スティーブ・ジョブス 驚異のイノベーション

夏休みに読んだビジネス本。

学生時代にデザイン事務所でバイトしたり、音楽をしていたので、会社へ入った時は色々なアイデアとか出ていたのだけど、そういうアイデアは事業センスとか経営センスを持った人から見ると未熟なリスキーなアイデアで、もっと経験を積んで事業センス、経営センスを持ってから事業を始めた方が良いと言われた。 そのまま月日が流れて、気がついてみると、昔の様なアイデアが出なくなってきている。

僕は仕事の関係でIBM PC互換機を自作していたので、AppleのMacは高値の花だったが、この本の中で紹介されているApple IIの頃からの話は懐かしいと思ってしまった。 今の読者はAppleの歴史と思って読んでいるのだろうな。友人の中にも高くてもAppleと言うコアなファンもいるし、iMac発表直前の経営危機の頃から、iMacの販売の頃は僕も仕事で少し関係していたし。

だから、当時のスティーブ・ジョブズの判断を否定的に批判する人とか、流れ、マスコミもあったし、僕も当時はどちらかと言うと否定的だった。
最近、新規事業とかクリェイティビリティ関連のビジネス書を読んでいるけど、昔に年上の人から間違っていると言われていて、いつの間にかそういう大人の判断をする様になった事が間違いであって、昔の音楽とか美術、映画とか本に夢中になっていた頃の感覚を大切にする事がビジネスでも正解であった事に気がついている。

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則

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