今邑彩 「裏窓」殺人事件 警視庁捜査一課・貴島柊志
中公文庫版のあとがきで、「二作目では、どえらい苦労をしました」と書かれているけど、本当に苦労をしたと思う作品。
うーん。メイントリックだけで終わらせて、そのメイントリックを解く役を貴島警部に解かせた方が作品としてすっきりしたと思う。西山の役割と、最後の思わせぶりなエピソードは不要と思う。
だけど、なんで「警視庁捜査一課・貴島柊志」シリーズなのかな? 貴島警部が謎解きをするわけでは無いし。
ミステリの文庫本の出版社が中公文庫って珍しいと思う。
- 作者: 今邑彩
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/02
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る