iPhoneアプリ Memolane 東日本大震災

アメリカで新しく開発されたソーシャル・ネットワークのサービスとして紹介されていた「Memolane」が、日本ではデジタルガレージ社が提携して日本語対応を始めた記事を見たので、僕も登録してみた。

「Memolane」のウェッブ・ページでは、僕が昔に投稿したツィーター、FacebookFoursquareの記事を時系列で一覧で見る事が出来る。

登録した時は、これはこれで面白かったが、僕個人の過去の投稿を何回も見直す事も無く、そのまま放置だった。

だけど「Memolane」の登録時に入力したメール・アドレスに、一年前のツィーターのつぶやき、Facebookへの投稿、写真の投稿の内容がメールで送られてきて、一年前の事を思い出させてくれる。

昨日も一年前にツィーターへ投稿した内容が、「Memolane」よりメールで送られてきた。

もちろん、昨日はあの東日本大震災の日。

地震が発生した時、僕は会社の3階の会議室で会議中だった。一度、建物の外に避難したものの、その後、屋内に戻り、再度、余震が発生した時に、「本日の業務は終了。帰宅命令」が出た。 僕の会社は郊外にあるが、自宅のマンションとは電車で一駅の為、電車が止まっている為、一時間位かけて歩いて帰宅。

あの日は赤坂で友人の誕生パーティがあって、会社終了後に行く予定だったのだけど、電車は動きそうに無いし、自宅では本棚とCD棚が散乱していて、PCのモニターも倒れてはいたが、建て直したら正常に動作し、停電も無かったので、テレビを見ながらネットも見ていた。

誕生パーティに集まる筈だった友人達の多くがツィーターをしていて、普段よりツィーターでの何気ない連絡を取り合っているので、その日も都心の高層ビルで働いている友人が怖かったとか、30階から階段で降りた、電車が止まっているとかのツィートを見て、僕もテレビ・ニュースの情報をツィートしていたのだけど、携帯電話が繋がらなくてもツィーターは問題なく繋がっていた。

僕は幸いに震災地に近い場所には知人も居なかったので、知人と携帯電話が繋がらない、連絡が付かないと言った問題も無かったのだけど、都心で帰宅出来ない友人達と、今、どこを歩いているとか、誰がどこに居るとか、結局、誕生パーティする筈の店で皆で集まっている他愛も無い情報をお互いに発信していた。

あの時、自宅でテレビを見ていても、もっと情報を必要としていた人が居た事に僕は気が付いていなかった。 ツィーターが問題も無く機能していた事を当たり前の様に感じて、帰宅難民と呼ばれる程度の仲間だけで連絡を取り合っていた事を反省している。