アップル時価総額が米史上最高
アップル時価総額が米史上最高に
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M92H5B6K50XU01.html
アップル株の終値は前週末比2.6%高の665.15ドル。時価総額は6235億ドル(約49兆5500億円)となった。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのデータによると、これまでの終値ベースの最高はマイクロソフトが1999年12月27日に付けた6163億ドルだった。
アップル社の時価総額が史上最高のニュースを見て、今までの経済、経営の常識は間違っていたのかなと言う気になりませんか?
アップル社の製品はMac、iPad、iPhone、iTouchのラインアップだけで、サービスもiTunesしか無く、生産も外部委託なので、他の大企業を抑えて史上最高の株価を記録したと言う事は、過去の経営学の常識である多角化、拡大戦略は間違いであった事のケース・スタディの様な気がします。
株式の時価総額が必ずしも、その会社の実力と言う気は無いのですが。
夏休みにMacBook Airを購入した記事で「アップルの戦略は宗教的」と書いたのですが、アップルの製品、サービスが評価される事は製品、サービスの機能に対して魅力的に感じるよりも、製品を所有する事、サービスを利用する事により、普段の生活がクリエイティブになる、生活(の雰囲気)が一段と高いクラスへ連れてってくれる事が魅力であり、これは製品、サービスを過大評価しており、幻想に過ぎない事は理解しているのですが(或いは大多数の人は理解していない?)、アップルの製品を購入してしまう事を英語で、「enthusiastic」と表現するより、日本語では宗教的と表現した方が近いかな?と思ったのですが。
宗教と考えると、一般的な経済、経営の考え方とは別の視点で考える事が必要だなと思っていた時に、ブルームバーグのこの記事を読んだので、結局は宗教が一番のビジネスかなと考えてしまう記事でした。