Google TV Ver. 2.0

1月10日ー13日の米国のCESに先駆けてLG、Samsungの発表したGoogle TV 2.0の記事を読んでいるのだけど、僕はハードウェア的にGoogle TVはPCのモニターを大画面にしただけの製品が、コンシューマー・ブランドで発売しているものと理解している。
僕は昨年の末に知人より50inchのプラズマTVを購入していたので、これをPCのモニターにして、先週末にワイヤレスキーボードとワイヤレス・マウスを購入して、普段TVを見ているソファから使用してみたのだけど、PCと同じWindowsのUI(User Interface)ではクリックするエリアの範囲が狭くて使用しずらい。 今回のGoogle TV 2.0の発表で紹介されている様なUIが欲しいと思った。
それでも新しくなったYou TubeのUIは、フル画面でビデオを見た後、関連するビデオの紹介もフル画面で操作出来るので、ソファからも快適にマウスで操作出来る。
昨年、Windows 8のメトロのUIが発表されたが、このデザインであればタッチパネルとして利用するだけでなく、ソファからでもマウスで簡単に操作が出来ると思う。 Microsoftはこういった事も考えて、Google TVを意識してメトロのUIを決定?
僕の視力の問題かも知れないが、ソファからFacebookTwitterの文字を読む事は難しかった。 Google TV 2.0の紹介では、最初の画面のUIだけが紹介されていたけど、最初のUIでFacebookを選択しても、FacebookのWEBに行った場合、僕の視力ではちょっと辛い。フォントを大きくすれば良いのだろうけど、僕はまだ机の上に置いた22"のモニターでの使用と平行しているので、机に座っている時と、ソファからフォントを変更するのは面倒。 
iPhone等のSmart PhoneでWEBを閲覧している時に、機器に拠ってWEBのレイアウトを最適化する機能があるので、Google TVの場合もFacebookとかTwitterのWEB自体のレイアウトをTV用に最適化出来ないのかな? 僕の様にPCを使用している時はサーバー側で判断出来ないと思うが、Google TVであれば使用しているブラウザーの種類をサーバー側へ送れば良い筈だし。
TVに使用するCPUなのだけど、僕の自作PCの様に一昔前のIntelCore2 Duoで快適に動作しているので、IntelGoogle TV用のAtom Chipの開発を中止(?)して、Marvell、MediatekがARMを利用したSoCを利用しているのは、最先端の性能を持ったCPUで無くてもネットの閲覧には問題無いからと思っている。
TVは購入すると10年間位は使用するけど、PCの技術進歩は早いので、Google TVもマザー・ボード、CPUが交換出来る様にすれば僕も購入する気になるのだけど。コンシューマー・プロダクトのマーケテングの人達は、消費者がGoogle TVはPCと原理的に同じ物である事を知っていると言う事を理解していないか、それを隠してマーケティング(販売促進、広告)を行っていると思う。 少なくとも初期の段階でGoogle TVに興味を持ち、購入を検討するEarly Adapterの消費者に限定すれば、殆どのEarly AdapterがPCと原理的に同じ物である事は知っている筈。
僕が昨年末に知人より購入した50"のプラズマTVも2009年発表の製品なので5万円で購入したもので、CPUの製造コストダウンとは異なった要因で安くなっている訳であるが、モニターの価格下落も考慮すれば、TVは耐久製品で無くPCの様に2-3年間のタイミングで買換が必要な製品である事を、消費者に浸透させようとしているのかな? こうなれば不振のコンシューマー・エレクトロニクス業界もハッピーになる?