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エイモス・チュツオーラ やし酒飲み

先日、代官山の蔦谷書店に行った時にアフリカの特集コーナーがあり、この「やし酒飲み」が岩波文庫より発売されていたので購入。

購入後、スタバで半分読み、帰りの電車の中で読み終える。

この本のタイトルはアフリカ文学の筆頭として名前は聞いていたが非常に面白い。 最初は子供向けのおとぎ話風の日本語訳に戸惑ったが、これも訳者の力なのだろう。 あとがきを読むと元々の英文のもつたどたどしさを苦労して日本語に訳された様です。

タイトルより僕は、やし酒を飲むしか仕事の無い怠惰な生活の話と誤解していて、暑い夏の昼下がりに酒でも飲みながら読むのに丁度良い話と思っていたのですが、最初はやし酒を飲むしか仕事の無い主人公が、無くなったやし酒作りの人を探して旅をする話で、この話がアフリカの神話的な旅、おばけと言うのか、精霊と言うのか、そういったものと出会ながら、やし酒作りの人がいる死者の国に辿りつき。。。

寓話的な一面もあり、短い小説ですが、久しぶりに良い小説を出会えました。