フランス映画旅行 池波正太郎

フランス映画旅行 (新潮文庫)

家の近所に古本屋、古本屋と言うよりカフェで古本も置いています。と言った感じの店が出来て、購入した本。 時代小説家の池波正太郎の名前は知っていたが、僕は時代小説を読まないので、池波正太郎の小説は買った事が無い。

白黒の時代を感じる表紙の写真と、書き出しの羽田からアンカレッジ経由で18時間かけて、パリへ行った文章を読んで、 昔の旅行記を読んでみようと思って、購入。 だけど出発は1977年6月9日。この頃もまだ、羽田から飛んでいた事がちょっと驚き。 僕が最初にアメリカへ行ったのは1980年の夏で、この時は既に成田からだったので、その3年前にはまだ羽田からヨーロッパ行きのだったんだね。

僕も最初にヨーロッパへ行った時はアンカレッジ経由だったのだけど、あれは1985年くらい? まだ、南回りの便があって、その便だと時間は掛かるが、安く行ける事を思い出した。

アンカレッジか。 あの頃はドイツのデュッセルドルフ便は、飛行場が狭くて、ジャンボ機が降りられず、フランクフルト行きはジャンポの直行便だったが、ジュッセルドルフ行きはアンカレジ経由だった事を思いました。 確か、二回くらい、このルートでドイツへ行った記憶がある。

パリの街が白くなった話とか、金がなかったら野垂れ死するしか無い街とか、真っ黒な陰気な街である事。 昔は船でマルセイユについて、ここから電車でパリのリヨン駅に着いて、ここから見る風景が最初に見るパリの風景。 から

パリの視点が観光客の視点では無くて、面白い。

本の話に戻って、この本で書かれている、パリのレ・ アールのバーの話も面白くて、僕が最初にパリで休日を過ごしたのは1991年と思うのだけど、この時は新しいパリの名所に行こうと思って、レ・アールの跡地に行きました。 この写真の様な変な建物があったのですが、人は居なかったね。

この時は最初に車で行って、ジュッセルドルフから深夜に車を出して、明け方のまだ夜が開けないうちに北からパリの街中に入って、北駅の辺りで道に迷ってうろうろしていたら、サンマルタン運河添いの道になり、どこかで見た風景と思っていたら、直前に見たジム・ジャームッシュのナイト・イン・ザ・プラネットに出てきた道だったので、びっくりした。