Soul II Soul, Club Classic Vol. One

Club Classics

正月に昔の音楽仲間の友人と久しぶりに再会して話をしていたら、Soul II Soulが昨年末に来日した言っていた。

僕が流行と言うか、現在進行系の音楽で最後に聴いていたのが80年代の終わりのSoul II Soulまでで、その後、グラウンド・ビートと呼ばれる様になって、Soul II Soul以外のグループの作品も何枚か購入したが、90年代からの音楽は分からないと言うか、それまでの様に熱心に音楽を聴かなくなっていた。

そんな事があったので、久しぶりにレコード棚から、このレコードを取り出して聴いている。 この頃、僕は既にCD Playerも持っていたのに、何でレコードなのだろうと思いながら。

当時はレコード店にもCDのコーナーは合ったが、まだレコードの方が多かったのか、このアルバムのCDの在庫が無くてLPを購入したのかも知れない。

僕がSoul II Soulが好きだったのは打ち込みとかアレンジでは無くて、マーヴィン・ゲイダニー・ハサウェイとかの米国の70年代初期のニュー・ソウルの雰囲気をSoul II Soulが持っていた事なんだろうな。ニュー・ソウルが黒人音楽の中で社会とか政治に問題意識を持ち込んだ音楽であるのと同じ様に、この頃のイギリスのJazzie Bとその仲間達も社会とか政治に対する問題意識が、他のグランジ系のアーティストとの差異かも知れない。