Jimi Hendrix, Electric Ladyland
Apple Musicで、色々、昔のロックを聴いていて、ついにジミヘンまで来てしまった。
Electric Ladylandは、中学生時代に友人が昔の裸の女性のジャケットのLPを持っていて、カセットでダビングしてもらって聴いたのだけど、実験的な録音が好きになれず、今まで特に聴こうと思わなかったミュージシャンなのだけど。
クラプトンのクリームにしても、60年代後半のサイケデリック・ブームが僕の音楽遍歴で邪魔にしていたというか、混乱させていた様なのですが、反対に、このブームでメジャーの音楽として一般に紹介されてきたので、今でも聴くことが出来るわけなのだけどね。
Electric Ladylandを聴く前にジミヘンもApple Musicに入っていたライブ盤を聴いていて、クリームの様にレコード会社の売るための思惑でサイケデリックなスタジオ盤を作成していたのかなと思っていたのだけど、クラプトン、クリームとは違いジミヘンのスタジオ盤はジミヘン本人が音楽の限界を探していた様な気がする。
この結果がElectric LadylandのLPで、ファンカデリック、プリンスと繋がる黒人音楽の作品であり、ここでジミヘンが弾いいている楽器は、たまたま、時代的にエレクトリック・ギターと言う楽器であっただけで、他のギタリストとは異なりギターを弾くための音楽、弾いた音楽ではなく、ジミヘンのイメージする音楽をギターで表現した。ジミヘンがもし生きていたら、多分、ギター以外の楽器が中心となっていただろうな。