音楽遍歴

昨年からスティ・ホームで、ジャズを聞き直していて、聞き直してと言うより、昔、買ったディスク・ガイドを本棚から見つけたのだけど、結局、このディスク・ガイドの中で購入したり、借りたりして聴いたことがあるアルバムは、超有名な20枚くらいで、それ以外のアルバムは聞いておらず、今だったらApple Musicのサブスクリプションで、殆どのアルバムを自宅から聴けることに気付いて、ディスク・ガイドの50年代のハード・バップを中心に聴いていたのが、昨年の新型コロナ下での在宅勤務、スティ・ホームでの生活。

結局、自由な時間の使い方として、学生時代からの音楽の趣味に戻りました。

昨年からの聴いていた音楽として、大昔に購入したディスク・ガイドを元に50年代のジャズ、ハードバップを中心に聴く。 その後、昨年の冬頃に60年代の新主流派まで聴いていたのですが、年末に映画の『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』を観て、最新のジャズ(グラスパー)を聴き始める。

 

今回、山中千尋のエッセイを読みながら、ジャズの特殊性を考えていて、ちょっと、メモとして、私の音楽遍歴の中でのジャズの位置付け。

 

私の音楽遍歴は、中学生の時のDEEP PURPLE、LED ZEPPLINから始まって、時代を遡って60年代末のブリティッシュ・ロック、ブルース・ロックを聴く。 だけど当時の1973-75年頃の主流はイーグルスとかのアメリカン・ロックの時代になっていた。

その後、時代の主流としてはアメリカン・ロックからAORになり、ギター・ロックもクロスオーバー、フージョンになっていたので、この頃は聴いていた音楽と時代の流行の主流は合っていた。更に、この頃は、AORStevie Wonder、Earth Wind & Fireから、時代を遡って、ソウルとかファンクも聴いていて、黒人音楽を中心としたブルース、R&B、ソウル、ファンク系は大体聴いていました。今でも、その時の気分に依りますが、マービン・ゲイとかの70年代初頭のニュー・ソウルが一番好きなのかな。

なので、ジャズは難しいよね。 私の音楽遍歴を振り返ってみると、昔、興味のあったジャズ以外の黒人音楽は、時代を遡って昔のレコード、CDを買ったり、80年代に入ってからはレンタルで借りたりして一通り聴いていたのだけど、ジャズを遡って聴くことは頓挫していた事に気が付きました。なので、昨年は昔買ったディスク・ガイドを元に50年台のハードバップApple Musicで聴いていたのかな。

 

その後、60年代の新主流派のレコードを聴いていたのですが、新主流派は、今までほとんど聴いたことが無くて、80年代のVSOP、ブルーノート ブームの頃に名前を聞いていても、遡って60年代の頃のレコードまで聞く時間も気も無かったもの。80年代のV.S.O.P自体、私の中では流行の音楽で聞いていたけど、他の黒人音楽の様にのめり込んで昔のレコードまで聴こうと思わなかったので。

 

ここまで書いて、また話が戻るのですが、昨年末から今年の頭にかけて、60年代の新主流派から、いきなり現在のジャズまで時間を飛んだ中で、最近になって70年代のエレクトリック・マイルスを聴き始めています。