マイルス・ディビス In Tokyo

1964年7月14日の新宿厚生年金会館でのライブ録音。最初に日本語でのMCが入っているのが、In Europeと同じパターン。

メンバーはサム・リバーズ、ハービー・ハンコックロン・カーター、トニー・ウィリアムズ。

So What、Walkin'が良い。So Whatでのハービー・ハンコックの4度の和音を多用したバッキングの上のマイルスのフレーズ。Walkin'ではトニー・ウィリアムズのドラムが曲を引っ張っているが、ジャズのドラム・ソロは普通は4バースだけど、ここではコーラスを叩いている事に驚き。My Funny Valentainはちょっと長すぎるかな。このメンバーだとモード系の方が良いのかなと思って聴いていた。サム・リバーズはもともとコルトレーン系の奏者なのか、ここではコルトレーンを意識したフレーズを弾いているのか?

ハービ・ハンコックのフレーズが懐かしいと思い、考えてみると1970年代後半に洋楽の中でジャズとして流行していたのがV.S.O.P.クインテッドで、私もFM放送から録音した『ニューポートの追憶』、『熱狂のコロシアム』のカセット・テープがジャズのテープで、良く聴いていた。当時はまだレコード、音楽の所有も少なく、友人から借りてダビングしたテープと同様、FM放送から録音したカセット・テープも貴重なライブラリーだった。

処分出来ずに当時のカセット・テープと海外仕様の230Vのカセット・プレイヤーは残っているが、AppleMusicとAmzon Musicで、『ニューポートの追憶』、『熱狂のコロシアム』を探したけど入っていない。