Yahooの四半期決算記事

米Yahoo!は米国時間10月17日,2006年第3四半期決算を発表した。売上高は15億8000万ドルで,前年同期の13億3000万ドルから19%増加した。純利益は1億5900万ドル(希薄化後の1株当たり利益は11セント)で,前年同期の2億5400万ドル(同17セント)から37%減少した。提携企業に支払う手数料(TAC)を除外した売上高は11億2100万ドルで,前年同期の9億3200万ドルから20%増加した。粗利益は8億9900万ドルで,前年同期の7億9600万ドルから13%増加した。営業利益は前年同期比25%減の2億200万ドル。償却費用などを除いた場合の営業利益は同23%増の4億7400万ドルとなった。 営業活動によるキャッシュ・フローは3億9000万ドルで,前年同期の4億4000万ドルから11%減少した。
事業別にみると,マーケティング・サービスの収入は前年同期比18%増の13億7000万ドル,会費による収入は同23%増の2億1000万ドルだった。米国における売上高は,前年同期比14%増の10億5400万ドル。海外事業による売上高は同29%増の5億2600万ドルだった。


この記事の直前に磯崎氏の日経BP日経ネットマーケテングのコラムで、Yahoo、Yahoo JapanのP/L、B/Sの分析を行なっていた。

YAHOO JAPANの2006年9月末での株式時価総額が2.7兆円であり、ソフトバンクが41.1%(1.1兆円)、YAHOOが33.4%(0.9兆円)の株式を所有している(一部上場廃止の規定に引っ掛からない内容に、上手く75%以下に抑えているとの事)。

http://www.nikkeibp.co.jp/netmarketing/column/economy/061011_yahoo/index.html


そもそも株式時価総額の話をする前に、僕に取ってはYahooの売上が6,204億円、Googleの売上が7,244億円と言う数字自体がピンとこないのですけど。
Googleの売上はアドセンスとアドワードによる広告収入と思うのだけど、一ユーザーから見ていてもWEB上に広告が掲載されるだけで、その広告はどちらかと言うと地味な専門的な事業に特化した広告であり、大手の最終消費財メーカーがTVとか雑誌とかの他の媒体で大々的に広告している広告に比較して、どれだけの広告費を払っているのかなと思うのだけど、こういった細かい広告を集めてGoogleは莫大な売上を得ているのですね。

Yahooの売上の柱は何だろう。 僕個人としてYahooは殆ど今は使っていないのですが、広告収入なのかな? 僕が使っていない理由は、Googleがビジネスでも使える、更に、Googleを使う事がビジネスを効率的に、先端的に進めるイメージを持っているのに対し、Yahooの場合、エンターテメントのイメージが強く、仕事中にYahooを使っているとプライベートな、例えばTVとか芸能情報とかを収集しているイメージがあって、うしろめたくありませんか? 

後、この記事を読んでいて、YAHOOとSOFTBANKの相互依存度は思っていたより高いのですね。YAHOOの株価が下がれば、SOFTBANKの携帯電話事業にも影響するのでは?と思いました。