Windows8とPCの終わり

Windows8を使用してみた感想

結局、アプリケーションを再インストールする必要はありましたが、電源投入時の立ち上げ時間も体感的にWindows XPより早くなり、スタート画面のメトロ・インターフェースからデスクトップ・インターフェースへの移動もストレス無く切替わります。 

Windows PCで主に利用するアプリはGoogle ChromeとDiablo3なので、Diablo3も一度、デスクトップ・インターフェースより利用すると、スタート画面のメトロ・インターフェースにタイルが表示される様になるので、スタート画面から起動する事が出来ます。

ファイル・マネージャーで作業する時は、デスクトップ画面からの利用になりますが慣れないと利用方法が分りつらく、僕は最近のOfficeの様にアイコンが並ぶUIは好きでは無いので設定をカスタマイズする予定。

気が付いた事

メトロ・インタフェースとデスクトップ・インターフェースで使用するアプリケーションは同じ名称であっても、別個のソフトウェアで対応しているものがある様です。例えばGoogle Chromeについて、僕はデスクトップ・インターフェースからエクスプローラーを立ち上げてダウンロードしてインストールしたのですが、メトロ・インターフェースにもGoogle Chromeのアプリのタイルが追加されていました。

メトロ・インターフェースからGoogle Chromeを開いた場合、全画面表示しか出来ないので、今までの様に同時に複数のアプリを開く事が出来ません。

Windows 95が発売されてからモニター上に複数のウインドウズを開いて、マルチタスク、マルチウィンドウで作業する事に慣れていたので、全画面のシングルウィンドウのUIは時代の流れに逆行している気がするのですが(デスクトップ・インターフェースでは、今まで通りウィンドウのサイズを変更出来て、二つ以上のウィンドウを開いて作業をする事が出来ます)。

既にPCの時代は終わり?

iPhoneではiOS4からマルチタスクになりましたが、タスクの切替はホームボタンの二回押しでバックグラウンドで動作しているアプリを表示させて切り替えると言う、マルチタスクの意味が無い操作性で、結局、シングルタスクで利用しているのと同じ操作性ですが、スマホタブレットでの操作を真似する余り、PCの大きなメリットであったマルチタスクの操作性を犠牲にするのは本末転倒と言うか、マーケテングが間違っている気がします。

PCで利用する限りWindows8のメトロ・インターフェースの目新しさも直ぐに飽きると思うので、わざわざメトロ・インターフェースとデスクトップ・インターフェースの二つのUIを搭載する必要は無く、タブレット用とPC用で別々の新しいWindows OSを販売すれば良かったのにと思うのですけど。

だけど

今までのマイクロソフトの戦略から考えて、技術進歩が止まり低価格化した現行のモニターから、次世代(?)のタッチパネル内蔵のモニターへハードウェアの世代交代を促進させる目的で、この様な仕様にしたのでしょうか?

ネットでは旧式のパソコンでWindows8へアップロードしてもタッチパネルにならないと言うクレーム、大きな勘違いがあった事がニュースになっていましたが、タッチパネル内蔵のモニターの価格が下がり、あと何年かするとタッチパネル内蔵のモニターが当たり前と言う時代になるのでしょうね。マウスの時代も終わりなのかな?