FacebookとLINEの連携のニュース

LINEがFacebookと連携した事がニュースになっていましたね。 LINEの新バージョンではFacebookの友人情報をLINEの相手先登録に利用出来る様になったらしいのだけど、本当に利用者にとってメリットとかニーズはあるのだろうか?

Facebook、LINE等が彼らのサービスの利用者を増やす為に、新しいサービスとか機能を追加しているけど、僕はうんざりしているので、今回のバージョンアップは見送り。

FacebookとLINEは全く異なる世界

Facebookについては学生時代の友人、プライベートな友人、知人とのコミュニケーションを図る為に利用を始めたけど、そのコミュニケーションは「普段会う事の出来無い友人、知人」との世界であり、その世界の中で「友人の最近の活動を知る、自分の活動を知ってもらう」事が主な用途であり、自分の情報を発信しても特に相手からの返信を期待しない(あるいは「LIKE」ボタンで緩く返信する)ブロードキャステング的なコミュニケーションですが、LINEの場合は明らかに「相手よりの返信を期待する」コミュニケーションなので、二つのサービスの性質は全く異なり、またそれらの世界での知人関係、友人関係の集団は異なる。

LINEの困る事

LINEについては携帯電話(スマホ)上に登録した携帯電話からLINEの新しい「友だち」登録を勝手に(少なくともデフォルトの設定では)行われるので、仕事関係の人の携帯電話番号を登録した事で、LINEの新しい「友だち」相手として表れることは恥ずかしいと思ってします。 LINEでニックネームで登録している人が多いので、そのニックネームで表示されて誰かと思ってしまう事がある。

他社の二番煎じのサービスを始めても

Facebook、LINEも自社が最初に初めて普及したサービスから拡大して、他社が始めて流行しているサービスも展開しようとしているのは、極めて平凡なビジネス戦略で、良くそんな企画が通ったなぁと思ってしまう。或いは、一般に評価される様な革新的な思考を持った会社では無くて、平凡な会社なのかも知れない。

利用者はもっと賢いよ!

利用者としてはFacebookTwitter、LINE等、それらの会社が他社に先駆けて元々開発したソーシャル・ネットワークのサービスを利用してきているが、それらのサービスの違いに拠って、その友人、知人関係(コミュニティー)の集団は少しずつ異なっていて、その微妙な関係の性格を理解した上で、そのコミュニティに相応しいと思う情報発信をしているので、勝手にサービスが連携されてる事は困る。

結局、マーケティングの失敗

プレス・リーリス等を読むと、各サービスで異なる友人、知人関係を一本化出来る事がメリットと書かれているが、これはサービスを供給する会社(利用者を増やす事)のメリットで、本当に利用者はそれによるメリットと感じているのかな?