ドストエフスキー 「罪と罰 1」

結局、この文庫本を買ってしまったのだけど、途中の主人公のラスコーリニコフの母親よりの手紙のところで読むのを止めようと思っていた。
もう季節は春だし、今年の冬になったら読もうと思って(作品の季節は夏)。
だけど、結局、出張中に読む本が無くて読んでしまった。
作品の解説とかを読みながら、読んでいるとストーリーに嵌ってしまう。作品が発表された当時に、流行、話題になったのが分かる。日本語訳が新しいせいか、当時の時代背景を理解した上で読むと、本当に面白い小説。ドストエフスキーはストーリー・テラーだと思う。スティーブン・キングの小説を似ているところもある。時代背景に拘らなければ。
当時のサンクト・ペテルスブルグが、進んだ都市である事を実感。
一巻を読み終えて、今日、二巻目を買ってしまったのだけど、三巻目は、今年の冬になってから出版されて欲しい。

罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)

罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)