磯崎憲一郎 終の住処

帰省中の行き帰りの新幹線の中で読んだ本。文芸春秋の最新号で読んだ。
村上龍の批評も興味深かったが、普通のサラリーマンの孤独さ、寂しさが乾いた文体の中で伝わってきた。
この孤独さ、寂しさは、男性とか女性の性、職業、人生に関わらず人間の持つ普遍的な内容と思うのだけど、これを、こういったシチュエーションで書ききってしまう作者の文章力が上手いと思う。

終の住処

終の住処