北森鴻 狐罠

北森鴻氏の作品は、最初に「香菜里屋シリーズ」を読んで、氏の世界にはまってしまい、講談社文庫より出ている「香菜里屋シリーズ」を読み終えて、このシリーズを読み始める。
女主人公である宇佐見陶子が「旗師」と言う店舗を持たない骨董の職業なのだけど、現代的な女性で、女性的な優しい北森氏の作風と、男性的な女性主人公のコントラストが上手く溶け込んでいる。