モスクワの地下鉄テロ

前回の地下鉄のテロが発生した2004年の直前に僕はモスクワへ出張していて、ドイツに住んでいた1990年代にモスクワに出張していた頃の物価より遥かに高くなっていて、ホテルもレストランもロンドンとかパリ並みの価格になっていた事に驚いた事を思い出した。

あの時は経費節約の為、タクシーでは無く地下鉄で移動していて、地下鉄の駅の構内が、まるで宮殿の様にアーチ式の高い天井になっており、壁、一面に装飾が施されたな立派な内装に驚いた。

当時の地下鉄の駅は英語の表示が無く、似たように見えるキリル文字で駅名を確認ながら、また電車の中でのアナウンスを聞いても、キリル文字で書かれた駅名と一致しないので、乗った駅からの駅数を数えて乗り換えしたり下車したりしていた。

この直後に6年前の地下鉄のテロ事件があって危なかったと思ったのだけど、今回のモスクワの地下鉄テロの事件を聞いて、日本人の被害者はいない様で安心しましたが、まだ地下鉄の駅で表示されているのはキリル文字だけで、日本人とか外国人はモスクワの地下鉄をあまり利用していないのかな?

駅名とアナウンスさえ分かれば、広いモスクワ市内と郊外を結ぶ便利な公共交通機関でした。 そういえば、あの時はホテル代も節約する為に、昔のモスクワ・オリンピック(アフガニスタン侵略で、西側諸国がボイコットした大会だよね)の時に建設されたホテルに泊まったのだけど、建設されてからそれ程年月が経った訳でも無いのに手抜き工事と思われる工事で古ぼけたホテルだった。