中上健次 没後16年

日経の夕刊を読んでいたら、中上健次氏の没後16年になるんだ。
大江健三郎氏とか中上健次氏の小説も大学生の頃、ちょっと前の学生運動に憧れて読んだけど、どういう風に今の小説に繋がっているのかは、この日経新聞の夕刊の記事からでは読み取れない。
僕は実は中上健次氏に新宿で合った事があって、1980年代の末と思うけど新宿に69と言うレゲエの店があって、今の言葉で言うとクラブになるのだろうけど、当時はまたクラブと言う言葉は無かった、僕はここへ毎週末行っていたのだけど、この店に酔っ払った、おそらくゴールデン街から流れてきたのだろうけど、中上健次氏とあの牧田吉明氏が入ってきて絡まれた記憶がある。牧田氏は特攻隊の話をずーとしていて、結局、特攻隊の人も天皇陛下がどうとかと言うより、自分の家族とか彼女を守る為に、自分は米軍の飛行機に突っ込んでいったんだと泣きながら話をしてくれた。中上健次氏の話はむずかしすぎてよく分からなかったけど、結局、当時、まだ20代の僕に対してアドバイスしてくれた事が有って...