山崎浩一 退屈なパラダイス

下北沢の古書ブブブで購入。

昔、出版された頃に回りの友人達が読んでいた記憶があった本。当時は、現時点であった80年代を解析している本。

80年代は、皆の価値観とかライフスタイルが拡散し始めた時代と思う。だから、皆が不安になっていたから、金根巻とか、こういった本が流行したと僕は思っている。

この本を読んでいる友人が多かったのだけど、僕は就職してからの週末は遊びで忙しいバブル派だったので、あの時期は本を読んでいなかった。

まあ、回りの友人達が読んでいたので、話を聞いていれば読まなくても良いかなと言うのもあったけど。

バブルの時代も、一部の人を除いて、落ち着いた生活をしていたのだよ。

最近は、若い頃の回顧趣味で購入。

感想は、そのまま、あの頃はそうだったよな。

バブルと言っても、金銭的に裕福だったのは不動産関係と、飲食店関係の仕事をしていた一部の世界で、友人のデザイナーも仕事に拠ってバラツキがあった様だ。

そんな中でも、お金を掛ける事より、音楽のセンスがある事とか、知的である事の
方が格好良いと思っていた友人が多かったけど、雑誌とかの影響で、結構金は使っていたなあ。

僕も20代は、日本を離れるまで全く貯金が出来無い生活を送っていたので。

まだクラブと言う言葉は無かったのだけど、朝まで飲んでいたり。そんなばらばらの価値観の中で、雑誌と流行ですこし結びつきながらすごしていた時代を回顧した本。