週間ブックレビュー

土曜の朝の8時半よりのNHK BS2で放送している週間ブックレビューは、僕が定期的に見ている数少ない番組なのだけど、二人のアナウンサー+三人の読み手が、各自推薦する本一冊を放送前に読んで、番組で感想を言うコーナーが、いつもは予定調和的と言うか、推薦者が良い事を言って、他の四人も同意して終わりなのだけど、今日は意見が分かれていて面白かった。
声優の池澤春菜フリッツ・ライバーの「跳躍者の時空」と言う天才猫が主人公のSF小説を絶賛していたのだけど、他の読み手がストレートな言い方を避けたり、翻訳のせいにしたりしながらも、この本を批判していた。
他の三人もNHK的な優等生的な言い方では無く、たまには正直な意見を言えば良いのに。
その後、TBSへチャンネルを変えると、王様のブランチで米澤穂信が紹介されていて、彼の部屋も放送されていた、僕は典型的なおたくの部屋と思ったけど(作家だからとうぜんか。僕は米澤穂信が若いのでびっくりした)、この番組のメインの視聴者と思う若い女性はどう感じたのかな?

跳躍者の時空 (奇想コレクション)

跳躍者の時空 (奇想コレクション)


池澤春菜/「夜想サァカス」

池澤春菜/「夜想サァカス」