ティナ・シーリグ 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学 集中講座

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 ティナ・シーリグ 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学 集中講座

最近、書店の棚で新刊の「未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II」を立ち読みして面白かったので、先にベストセラーになったこの「20歳のときに知っておきたかった事」を購入。

この本の前半はアイデアの創出方法についてで面白かったが、後半になるに従って学生に対する人生論ぽくなってしまうのが、ちょっと意外。 スタンフォード大学の学生は、「リスク思考」の学生ばかりと思っていたけど、安全思考の学生も当然いるのだろうな。

この本のテーマについては、第十章の最初に明示的に書かれているが、これだけだと分からないと言うより、誤解を与えるだろう。

種明かしをすると、これまでの章のタイトルはすべて、「あなた自身に許可を与える」としても良かったのです。わたしが伝えたかったのは、常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、そして自分自身の限界を試す許可を、あなた自身に与えてください、ということなのですから。 実はこれこそ、わたしが20歳のとき、あるいは30、40の時に知っていたかったことであり、50歳のいまも、たえず思い出さなくてはいけないことなのです。

以下は読書メモ

第一章 自分の殻を破ろう 5ドルで2時間でいくら稼げるかを考えた時に、「5ドルの元手」がフレーム・ワークの足枷になって発想を限定してしまう。 「5ドルの元手」が無い物として考えた方が良いアイデアが出る。

第二章 みんなの悩みをチャンスに変えろ 実行バンド なんとなく後回しになっている事(これは緊急性が無いが、重要な事)をするまで、この実行バンドを手に巻いておくアイデアは、良いアイデア

「大きな問題にぶつかったとき、宣教師のような情熱で解決策を見つけようとすることによって、成功する企業が生まれる」

ガイ・カワサキの言葉「カネを稼ぐよりも、意義を見つける方がいい」。

この二つの視点をビジネスのアイデアを考える時に取り入れてみよう。

第三章 ルールは破られるためにある 最悪の案を考えてみる。

第四章 機が熟すことなどない。

第五章 早く、何度も失敗せよ。 失敗のレジュメを書く。 サンク・コストを過大に評価せず、期末には評価替えをして、最初からスタートしようっと(本の内容からは外れるけど、僕個人のひらめき)。

リスクは基本的に5種類に分けられる。身体的リスク、社会的リスク、感情のリスク、金銭的リスク、知的リスク。 決断を妨げているのは、どのリスクかを考えてみる。

第六章 無用なキャリア・アドバイ

第七章 幸運は自分で呼び込むもの

第八章 自己流から抜け出そう

第九章 及第点ではなく最高を目指せ

第10章 新しい目で世界を見つめてみよう

種明かしをすると、これまでの賞のタイトルはすべて、「あなた自身に許可を与える」としても良かったのです。わたしが伝えたかったのは、常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、そして自分自身の限界を試す許可を、あなた自身に与えてください、ということなのですから。 実はこれこそ、わたしが20歳のとき、あるいは30、40の時に知っていたかったことであり、50歳のいまも、たえず思い出さなくてはいけないことなのです。