Circuit City Chapter 11

今回の問題は、技術の進歩、中国生産に代表される生産コストの低下により商品が供給過剰であったが、金融機関が過剰にお金を消費者へ供給出来ていた事により需要が必要以上に底上げされていて、需要と供給のバランスがまがりなりにも取れていた。

しかしながら、金融危機により過剰な資金が消費者へ流れ無くなった事により、需要が本当に必要なレベルに落ち着いた結果、供給過剰である事が判明して、メーカーは生産調整に走っている。

更に、お金が過剰だった事により、必要以上に在庫とか設備投資を増やしていたのでは? 米国のCircuit CityのChapter 11申請は、広義でのマーケテング費用(在庫、販売費用を含む)の投資(新規店舗出店)が必要以上(実際の需要以上)に出来た(金を借りることが出来た)事であり、Supply Chainが必要以上に膨れ上がっていた。

グロービス堀義人ブログの「クリントンからの招待状(2)〜持続性のある発展」で、下記記事があった。

(スティーブン・ローチ氏(モルガン・スタンレー アジア代表))の説明がわかりやすかった。「金融危機は、三つのバブルがはじけたのだ。一つ目が不動産バブル、二つ目が信用バブル、そして三つ目が消費バブルである」。
前日のランチミーティングで、BNPパリバの河野龍太郎氏もその消費バブルのことを指摘されていた。米国のGDPに占める消費の割合が70%を超えて72%になった。これは、全世界のGDPの2割を占める。人口が1/30以下なのに、GDPではその消費のみで世界の1/5分を支えているのである。その消費がGDPに占める適正水準は、65%程度であろうと言われているから、その分の収縮が起き始めている。それが、「消費バブルの崩壊」、というものらしい。
さらにローチ氏は続けた。「アジアの経済は輸出志向で、消費がGDPに占める割合が45%程度である。文化的な違いなのか将来に対する不安があるのかは不明だが、貯蓄率が高くて消費に向かっていない」。
「これから世界の比重がアジアに移行していると言われているが、これだけ過少消費で内需が拡大していない経済構造で、本当にアジアの時代と言えるのであろうか」、と最後には声を荒げて、主張されていた。

アジアの経済が過小消費とまで言及されると、東京人が名古屋人をケチだと言うのと同じレベルに聞こえるが、消費自体がバブルであった記事が、最近の目につく。特に米国でのクレジットカードの過剰融資、消費性向の高さ。