カラマーゾフの兄弟 4
第10編 子供たち
この編は良く分からなかった。
第11編 兄イワン
前に、僕が一番シンパシーを感じるのがイワンと書いたけど、無神論者で、この本の登場人物の中で、最も現代人の感性に近いと思えるイワンが、この編でだんだん変わってくる。悪魔の存在を信じる事は神の存在を信じる事と同じ筈。
第12編 誤審
二人の弁護士のやりとりが面白い。この編だけもカラマーゾフの兄弟を読む価値と面白さがあった。
日経日曜版、朝刊の亀山郁夫氏の記事を読んでいて、ここまで自分の過去の事を書いて良いのか、ちょっと心配になった。亀山郁夫氏の過去の記憶とドストエフスキーの過去がシンクロして、亀山郁夫氏が生涯に渡ってドストエフスキーを探求している事が痛いほど分かった。
亀山郁夫氏の過去は、多感な少年であれば、ある程度は経験する事なのだろうけど。ここまで正直に書いてしまって大丈夫かな?
- 作者: ドストエフスキー
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/07/12
- メディア: 文庫
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