道尾秀介 ラットマン

先週、成田で購入して行きの飛行機の中で読んでしまった本。
推理小説として考える前に、高校時代のロック・バンドを14年間も継続して活動しているストーリが気に入ってしまった。 ライト・ノベルであっても、個人的に思い入れの出来るストーリには弱いので。
そういえば先々週くらいかな? 下北沢で飲んで深夜、茶沢通りを三軒茶屋まで歩いて行く途中でライブハウスに入ったのだけど、ドラムの女性のバンドが演奏していて、若くてかわいい彼女が滅茶苦茶上手かったので、この小説に出てくる女性ドラマーと彼女のイメージがダブってしまった。
小説については、最後の方でどんでん返しが発生するスタイルが僕は好きなのだけど、ちょっと松本清張的に暗い感じの終わり方だったので、推理小説はこういう終わり方をしないといけないと思って書いたストーリーだったら残念。

ラットマン (光文社文庫)

ラットマン (光文社文庫)