Spencer Davis Group

Apple Musicで、Dave MasonからTraficを聞いて、The Spencer Davis Groupまで遡ってしまいました。 名前だけ知っていて聴いたことの無いバンドだったのですが、もちろん良いです。 Spencer Davisがリーダーでバンド名になっているのですが、実際はSteve Winwoodのヴォーカルとキーボードが評判のバンドで、John MayorとEric Claptonの様な関係だったらしい。 Steven Winwoodは、Spencer Davis Groupに参加する前に、アメリカのブルースマン達の英国公演でバックをしていた書かれているし、Their First LPに参加した時はまだ16歳だったそうです。

Their first LP 1965 July spencer1

Second Album 1966 Jan spencer2

Autumn 1966 September spencer3

Dave Mason

ここ2年くらいブルースばっかり聴いていたのですが、クラプトンの70年代のライブから、クリーム解散以降のアルバムを聴き始めていました。 昨日、下北沢の古本屋でレコード・コレクターズで、スワンプ・ミュージックの特集があったので購入しました。

ブルース・ロックの流行があって、サイケデリック・ロックになって、そこからハード・ロックの流れがあって、僕が音楽を聴き始めた70年代中期は既にアメリカン・ロックの時代だったのですが、中学生から高校生の僕は流行の音楽に背を向けてハードロックを聴いていたのですが、当時はレコードを購入するか、ラジオ番組を聴くしかなかったので、数少ないFM番組をエア・チェックして聴いていたので、これらのアメリカン・ロックも聴いてました。

ギターも始めていたのですが、当時の僕のヒーロはリッチー・ブラックモアだったので、Dave Masonの巧さは当時は解りませんでしたね。

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ポール・オースター トゥルー・ストーリーズ

新潮文庫版のトゥルー・ストーリーズを読む。このエッセイ集は日本だけでの編集だそうである。映画スモークを見た後、このスモークの文庫本が新潮文庫より発売されていた記憶があったのだけど、この本は既に廃番になっていました。

ポール・オースターについては初期の三部作を単行本が発売された時に読んでいる僕にとっては唯一の外国の作家なのですが、このエッセイを読んで時代的に納得してしまいました。ポール・オースターコロンビア大学に通っていた時代が学生運動の時代で、だけど本人は学生運動はせずに、その周りで学生時代を過ごしていて村上春樹と同年代なのですね。 僕は彼らより一回りくらい若いのですが、僕は60年代後半に学生生活を送った人への憧れと言うか羨ましさがあるのですが、更に、その時代でも学生運動の中に入れずに違和感を感じていた人の作品が好きなのだろう。

初期三部作を日本での発売と同時期で読んだ後、僕自身の生活の変化もあり、行本で発売されたと同時に読む事は無くなって、それでもムーン・パレス、偶然の音楽、リヴァイアサンまでは文庫本で読んでいたのだけど、この初期のエッセイを読むと、それらの作品が書かれた背景を少し知ることが出来た。 たまたま作家として成功して、映画を作成したりしているけど、普通のニューヨーカーなのだろうな。 或いは作家として成功していなければ、都会の片隅で生活している住人として。 初期の作品はポスト・モダンとしてのかた苦しさと、それが上手く作品として書かれていたけど、それ以降の作品は構造として踏襲しているが、結局のところ構造でしかないのが、何となく物足りなさを感じてしまうのだけど、それはそれで読んでいてテンポよく飽きずに読めるのが良い。

古典では無く今の時代の作家の作品を読んでいると、発売された時の僕身身の生活を思い出してしまうのが思い入れを作り出している。 文庫 本での発売を待たずに、早く新作に追いつかないといけないと思った。

true stories

Paul Auster, Smoke

Paul AusterのSmokeがHuluに入っていたので、鑑賞。 登場人物がやたらにタバコを吸うので、これは映画館で見に行けない作品。 最近、映画館に行くと、タバコを吸う場所を探すのに苦労するので、映画館に行っていない。

映画の内容としては初期三部作の後、ナショナル・ストーリーとか、肩の力が抜けた作品の趣。 これはこれで良いのだけど。 映画のシーンのカットが、今になっては時代を感じされるのだけど、ハリウッドとかの対策とは違ってテンポ良く、ジム・ジャームッシュが出てきた頃のミニ・シアター系のカット。

smoke

Paul Auster, Oracle Night

新潮文庫より文庫版で発売されていたので購入。 

新潮文庫よりの前作の「幻影の書」を読んだ時に、既に、このオラクル・ナイトも単行本で出版されていたので購入しようと思いながら、購入を忘れていた。 柴田元幸氏の書いた文庫版の帯には、「前作の幻影の書が交響曲で、今回のオラクル・ナイトは弦楽四重奏」とのことであるが、クラシック音楽に疎い僕にはよくわからない。だけど、前作の「幻影の署」でポール・オースターが復活した事は理解している。

とは言っても、初期のニューヨーク三部作からリヴァイアサンまでの雰囲気とはちょっと違うのだよな。

主人公の作家が小説を書き始めて、その小説の中で主人公が編集者で未発表の小説が送られてきて、その小説のタイトルが「ミラクル・ナイト」で、と言う構造と、ポール・オースターと小説の主人公と、更にその小説の主人公までは全て一人の分身である構造。 探している相手、観察している相手と主人公が同一化してきて、更に作者のポール・オースターのイメージが重なる事は初期の作品から変わっていないのだけど、なんとなく落ち着いた作品なのは、以前の作品の様に主人公の分身としてアウトローが出てこなくて、主人公の分身が全て社会的には落ち着いたキャラクターだからなのだろう。

単行本では既に新作が3冊発売されているので、今度こそは単行本で購入しよう。 ミステリーとは違い、文庫本になるまでに時間が掛かりそうなので。 

Oracle

Yamaha MB-3

GWに予定も無かったので、以前から買おうと思っていたエレキ・ベースを購入。

最初は入門者用の15,000円くらいのジャズ・べをネットで購入を予定していたのですが、近くのハード・オフでYamahaのMB-3を見つけ、メンテナンス済み(調整済み弦交換済み)で7,980円だったので、試奏させてもらったところ4弦が切れている! 弦もロング・スケールの弦を切らずにそのままはっているので、弦が長すぎて二重巻きになっているし。 トーンコントローラのつまみも無し。 但し、電気系のガリも無く、ネックも真っ直ぐだったので、弦を新しく購入すれば良いかなと思い、購入前に店員さんに本当にメンテナンス済みかどうかを確認したら、店の奥に消えて、4,980円にしてもらいました。

YamahaのMB-3は、昔、友人がいきなりバンドをやりたいと言い出して購入したベースで、ミドル・スケールで弾きやすいベース。

ブックオフにはミドルスケールのベース弦が無いため、翌日、新宿でミドルスケールのベース弦を購入。結局、ダダリオ製を購入。 弦を張り替えてから4弦がビビるので、また新宿まで行ってレンチを購入して弦高を上げて調整。 

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Allman Brothers Band

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GW中、暇なので Apple MusicのAllman Brothers Bandを聴いています。さすがに音源が多く、GWにふさわしい探検でした。

At Fillmore EastとEat A Peachは、中学生か高校生の時に友人にダビングをしてもらったテープを持っていたのですが、他のアルバムを通して聴くのは初めてで、最近、Youtubeで2009年の40th Anniversary Liveを見て、この感じのLive CDを探していたのですが。 CDを探していると言うのは正確では無いですね。 Apple Misicの中で、どのCDが良いのかなと探していたのですけど。  結局、1st LPのThe Allman Brothers Bandまでさかのぼって聴いていました。

1969年 The Allman Brothers Band 1970年 Idelwild South 1971年 At Fillmore East Live 1972年 Eat A Peach 1973年 Brothers and Sisters 1975年 Win Lose or Draw

ここまでが初期の作品の様です。 Duan Allmanが参加しているのは、At Fillmore East Livemまでと、録音中にオートバイ事故で亡くなったEat A Peachの一部で、僕もここまでがAllman Brothers Bandと思っていました。 Brothers and Sistersからはなんとなく興味が無く。 このあたりの話も、僕が中学生から高校生時代に流行っていたウエスト・コースト・ロックに背を向けていた記憶とダブルのですが。

一枚目のThe Allman Brothers Bandと、二枚目のIdelwild Southは良い。 At The Filmore East Liveを持っていれば特に買う必要も無いと言えば、それまでなのだけど、Duan Allmanのスライド・ギターを聴くために買っても後悔しないのでは。

1990年 Seven Turns 1992年 Shades of Two World 1990年に発売されたSeven Turnsの前に、Allman Brothers Bandは、一度、再結成されているのだけど、今回、僕がAllman Brothers Bandを聴こうと思ったのは、Warren Haynesのギターなので、Wikipediaで調べて、この2枚。 この後、Warren Haynesは1997年に脱退。 government Muleというバンドを作成したらしいのだけど、Apple Musicでは見つからず。

1992年 An Evening With The Allman Brothers Band 1st Set 1995年 An Evening With The Allman Brothers Band 2nd Set 2014年 Play All Night : Live at the Beacon Theatre 1992 これらのライブで聴けるスライドはWarren Haynesなのだろう。 デレク・トレックスの参加前だし。

1997年にデレク・トレックスが参加。 この時代のアルバムを探していたのですが、2000年のPickin' at the BeaconはApple Musicには無し。2003年 Hittin' the Note と、2004年 One Way Out (Live)の2枚がApple Musicにありました。日本語でオールマン・ブラザーズ・バンドを検索しても出てこなかったのですが、英語で検索すると出てきました。

2000年 Pickin' at the Beacon 2000年3月のBeacon TheaterでのLive。 Dicky Bettsの最後に参加したLive Album。デレク・トレックスが参加。Warren Haynesは参加していない。

2003年 Hittin' the Note Warren Haynesが復帰。英語のWikipediaを読んでいると評判は良くないのですが、Freddie KingのWoman Across the Riverが入っていたり、Rolling StonesのHeat of Stoneが入っていたり、12分に及ぶInstrumental Illnessとか、僕は好みのアルバム。

2004年 One Way Out 2003年3月25、26日のBeacon Theaterでのライブ。DVDでLive at the Beacon Theaterとして販売されているのは、この時のLive。一曲目のStatesboro Bluesから始まっていて、二人のギターを堪能できる。

2009年のBeacon Theaterでの40th Anniversary Liveは正規版では発売されていなくて、YouTubeで聴くしかないようです。