山田修 タフ・ネゴシエーターの人を見抜く技術

公営図書館の経営学の棚には一昔前の本が並んでいて最新の本は無いので、あまり借りる事は無いのだけど、先日、橘玲氏の本を見つけたので、経営学の棚で面白そうな本を探していた。
この本もタイトルが気になったので棚から出して、目次を見たところ「オランダ人と中国人を見抜けば、世界中の人を見抜ける」とあったので借りた。

本のタイトルから判断すると人を見抜く技術書と思ったが、タイトルに反して人を見抜く技術についてはページ数が割かれていない。 人を見抜く事の重要性について書かれている本。

外資系の会社に必要なタフな精神については良く書かれているので、外資系の会社への就職を希望している人には参考になる本。

読書メモ:
外資系の会社の)経営者は三つのことだけを見抜ければよい。
① 自社の競合力
② 競合社の競合力
③ 顧客の要望

日本の会社の経営者が5年後、10年後のビジョンについて語る事が重要と考えている事に対して、この割り切り方は斬新な切り口。

タフ・ネゴシエーターの「人を見抜く技術」 (講談社ニューハードカバー)

タフ・ネゴシエーターの「人を見抜く技術」 (講談社ニューハードカバー)