太陽電池

2月19日のTech OnでのGintech EnergyのCOO Mr. Liaoの記事より。
太陽電池のグリッド・パリティ(現在の電気コストと、太陽電池のコストが同じになる)は、遠い未来の話では無く、2015年と言う話を聞いて、ちょっと驚いて調べてみた。 今日の台湾の業界紙、DIGITIMESではモジュール・コストのスポット価格が下落していると言う、まるで昔のメモリーの様に新聞記事で扱われていた事もある。

現在の太陽電池の費用、単価
システムの費用 $7/W
発電単価 $0.46/W

グリッド・パリティ(現在の電気代と太陽電池のコストが同じになる事)2015年
システムの費用 $3.8/W
発電単価 $0.24/W(現在の電気代)

システムの費用と発電単価の意味と計算方法が良く分からないのだけど、発電単価は設備投資であるシステムの減価償却費用と思われるので、太陽電池システムの購入コスト$7/Wを、約15で割った数字が発電単価(太陽電池システムの減価償却費用? 15で割る根拠は、15ヶ月と言う訳でもないだろうし)。 

太陽電池の原価
多結晶Si $25-30/Kg
ウエハ生産コスト $1.45/枚
セル生産コスト $1.50/枚
モジュール・コスト $2.10
(モジュール・コスト=システム費用と考えると、1Wを発電する為には、3.33枚のモジュールが必要って事?)

DIGITIMESの記事

モジュール販売価格が台湾メーカー製$1.90 - 2.00
中国メーカー製$1.70 - 2.00

したがって、$1.7 X 3.3 = $5.1/Wまで、太陽電池のコストが下がっていると言う事のなのか? 
この場合の発電単価は、15で割って$0.34/Wと考えて良いのだろうか? 現在の電力単価の約1.5倍。

グーグルで別の記事を探して読むと、

一般家庭では、設備投資が300万円。 これが60万円になる必要がある。
一般家庭の電気代が月1万円と仮定して、5年で設備償却を行う。
また、電気を売れれば、設備投資が高くても、5年で償却が出来る。

一般家庭へ発売している太陽電池システムの価格と発電容量を調べれば、上の計算が合っているかどうか分かるだろう。