村上春樹 一人称単数

村上春樹の新刊短編集。

昔の話が多いせいか、初期の短編集の感触。

結局、高校生から大学生の時代が、その後の人生のテイストを決めるんだよな。と納得しながら読んでいました。作家とか、音楽の道でプロになれる人以外は生活の糧として、仕事を覚えて金を稼いで、定年後のセカンドライフを考えた時、結局、高校生から大学生の時に好きだった事をしたい。

本の中身から外れてしまったが、ビートルズの話で、ビートルズのレコードを持っていた娘の話から飛躍して。僕だったら、当時、流行っていた(だけど主人公はジャズとかクラシックを聴いていた)音楽より、主人公が好きなジャズとかクラシックの好きな娘に惹かれるよな。なんでビートルズのレコードを持っていた娘なのか考えている。

僕は中学生、高校生の時に、当時、流行していた訳では無いハードロックのレコードを持っていた娘を思い出してしまった。